抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,ソフトウェアの開発規模拡大に伴い,オープンソースソフトウェア(OSS)はますます普及し,様々なイノベーションを支えてきた.一方で,OSSは継続的な開発が保証されているわけではなく,その導入には,脆弱性やバグが放置されるリスクを負うことになる.したがって,OSSの開発がどの程度継続するかを推定することは非常に重要である.そこで本研究では,OSSの採用リスクを低減するために,OSSの開発が継続的に行われるかどうかを推定する上で有用な特徴量を提案する.まず,OSSの生存性について系統的レビューを実施し,次に,生存時間分析を用いたOSSの継続性の評価を行った.系統的レビューにより選別された6件の論文を調査した結果,OSSの生存性に関する論文で用いられる特徴量は,ほとんどがユニークであり,収集した特徴量の中で唯一,コミッターの数が2本の論文で用いられていた.また,本研究で収集した42,593件のOSSに関して,観察開始時点では,およそ58%のOSSが活動をしており,約80ヶ月を経ると,その割合は約20%にまで減少した.さらに,24,803件のOSSを分析した結果,ある時点で活動しているOSSの半数が活動を停止するまでにかかる時間は,およそ48ヶ月であることが分かった.最後に,22,437件のOSSを分析した結果,OSSの開発が継続的に行われるかどうかを推定する上で,OSS開発者のタイムゾーンの数とプロジェクトのトップレベルディレクトリの数が有用であることがわかった.(著者抄録)