抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本稿では,音楽生成においてTransformerを効果的に利用する方法について実験的調査を行う.通常,Transformerに基づく音楽生成では,楽譜をイベントあるいは音符を基本単位とするトークン系列に変換して処理する必要がある.しかし,これらの系列では,音楽の時刻・音高シフトに対する相同性に加え,時刻・音高方向における小節・オクターブ単位の循環性は明示的に表現されていない.そのため,単純に自己注意機構を用いても,音楽特有のリズムやハーモニーの構造を適切に学習できていない可能性がある.この問題に対して,本研究では,時刻と音高の(小節単位とオクターブ単位の)循環性を考慮したトークン間の相対的時刻・音高距離をエンコードし,自己注意機構に用いる手法を提案する.繰り返し構造が比較的明確なポピュラー音楽のデータセットPOP909を用いて,与えられた楽譜の後続部の予測実験を行い,提案法は予測性能を改善することを確認した.また,被験者による主観評価により,生成される音楽の繰り返し構造や一貫性の点で,イベント単位の楽譜表現がTransformerに適していることが分かった.(著者抄録)