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J-GLOBAL ID：202402299320531372   整理番号：24A1140280

これからのネットワーク・情報通信 避難シミュレーションにおける避難情報伝送

Evacuation Information Transmission in Evacuation Simulation

著者 (1件)： 山崎達也 (新潟大 工)
資料名： シミュレーション  (Journal of the Japan Society for Simulation Technology)
巻： 43  号： 1  ページ： 11-17  発行年： 2024年03月15日 
JST資料番号： L0458A  ISSN： 0285-9947  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・地震や津波などの自然災害に備えるために,計算機上に都市を構築し,災害時の人々の避難行動を模擬する避難シミュレーションが有効な手段として登場。
・起こり得る災害の種々のシナリオを想定した計算機実験が可能となり,発災以前に防災対策を策定及び検証を行い,都市計画の立案や防災教育に有効。
・本稿では,マルチエージェントシステム(MAS)に基づく避難シミュレーションを考察。
・MASにおけるエージェントは,自分自身の周囲の環境を認識した上で,他のエージェントと相互作用しながら自律的に行動を決定。
・これまでもMASに基づく避難シミュレーションが広く行われているが,避難情報をどのように伝えるかという情報通信の観点が不足。
・本稿では,避難者への情報伝達手段としてタクシーを用いる避難誘導システムを紹介し,津波誘導の際はハザードマップの情報を考慮した避難情報を伝達することが有効であることを提示。

シソーラス用語： *計算機網 ,  *避難 ,  *シミュレーション ,  緊急対策 ,  防災計画 ,  情報流通 ,  マルチエージェントシステム ,  津波 ,  タクシー ,  ハザードマップ ,  情報通信 ,  *避難シミュレーション ,  避難計画 ,  防災教育
準シソーラス用語： *コンピュータネットワーク

分類 (3件)： 計算機網  (JC03000K) ,  計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (16件)：

• J. Ferber: Multi-Agent System: An Introduction to Distributed Artificial Intelligence, Addison- Wesley Professional (1999)
• 南一久,村上陽平,河添智幸,石田亨:マルチエージェントシステムによる避難シミュレーション,2002年度人工知能学会全国大会,2B1-04,97/100(2002)
• 村木雄二,狩野均:地域性を考慮した広域災害避難シミュレーションのためのマルチエージェントモデル,人工知能学会論文誌,22-4,416/424(2007)
• 赤羽弘和,大口敬,小根山裕之:交通シミュレーションモデル開発の系譜,交通工学,37-5,47/55(2002)
• 山下倫央,副田俊介,大西正輝,依田育士,野田五十樹:一次元歩行者モデルを用いた高速避難シミュレータの開発とその応用,情報処理学会論文誌,53-7,1732/1744(2012)

タイトルに関連する用語 (4件)： 情報通信 ,  避難シミュレーション ,  避難 ,  情報伝送