抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Ce
3+ドープY
3Al
5O
12(YAG:Ce)基板上にナノ粒子を周期的に配列したナノアンテナ蛍光体において,蛍光総量を落とすことなく前方放出光量を最大化することを試みた.まず,これまでのアルミニウムナノ粒子に替えて,TiO
2ナノ粒子でナノアンテナを作製することで,蛍光総量,すなわち励起青色光から黄色蛍光への変換効率を落とすことなく前方放出量を向上させることに成功した.さらにTiO
2ナノ粒子アレイが形成されたナノアンテナ蛍光体の裏面にSiO
2とTiO
2が交互に積層した多層膜を作製することで,後方に放出される黄色蛍光を反射し,前方への発光放出量を増加させることを試みた.(SiO
2/TiO
2)ユニットの積層数が1層,3層での前方への発光増強はナノアンテナを有しないYAG:Ce基板に比べ,それぞれ11倍,18倍となった.6層においては発光増強は20倍まで増大した.また積分球を使った評価により,多層膜を付けても量子収率は1近くを維持することがわかった.前方方向への発光強度は大幅に高まったものの,まだ半分近い光が前方以外(裏面および端面方向)に放出されているので,今後の研究により,更なる指向性蛍光の増強を目指す.(著者抄録)