抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,粗製リン酸の輸送はケミカルタンカーの液体貨物のタイプとして増加している。また,粗製リン酸は多くの不純物を含み,精製リン酸よりも腐食性である。本研究では,ケミカルタンカーの貨物タンクに適用したステンレス鋼板とこれらの溶接継手に及ぼす粗製リン酸の腐食効果を調べた。オーステナイト系ステンレス鋼板(SUS316Lクラッド鋼板)と二相ステンレス鋼板(SUS329J3Lクラッド鋼板)のような2種類のステンレス鋼板,および異なる国(ヨルダン,セネガル,南アフリカ-1,2およびチュニジア)で製造されたようにシミュレートされた粗製リン酸の5種類の試薬を,粗製リン酸の腐食試験で試験した。以下の結果を得た。〈1〉SUS316L鋼板またはSUS316Lクラッド鋼板製の貨物タンクを搭載したケミカルタンカーで粗リン酸を輸送することは困難である。〈2〉SUS329J3L鋼板またはSUS329J3Lクラッド鋼板で建造されたケミカルタンカーは,ヨルダン,南アフリカ1,南アフリカ2で生産される粗リン酸を輸送する能力を備えている。〈3〉孔食試験および粗リン酸腐食試験の結果が,SUS329J3Lクラッド鋼板は,試験されたSUS316Lクラッド鋼板よりも優れた耐食性を有することを示す。(翻訳著者抄録)