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J-GLOBAL ID：200902215537547780   整理番号：09A0875033

確率10分雨量,確率1時間雨量,確率日雨量の経年変化

著者 (3件)： 工藤亮治 (岡山大 大学院環境学研究科) ,  永井明博 (岡山大 大学院環境学研究科) ,  近森秀高 (岡山大 大学院環境学研究科)
資料名： 応用水文  (Applied Hydrology)
号： 21  ページ： 81-90  発行年： 2009年03月31日 
JST資料番号： L3921A  ISSN： 1881-4948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,雨の降り方が変化しているといわれ,局所的な短時間の降雨量に対する関心が高まっている。これまで経年変化の検討で用いられてきた年最大雨量の他に,短時間の降雨量の経年変化を検討するために年最大1時間雨量,年最大10分雨量の計3種類の年最大雨量の経年変化につき検討した。従来の観測点別に加えて,地域最大雨量の概念を導入し,全国を11地域に分けて地域別の経年変化も検討した。観測点別,地域別それぞれの10年確率日雨量,10年確率1時間雨量,10年確率10分雨量の経年変化の検討結果を述べた。Gumbel分布を適用して,10年確率雨量の経年変化を調べ,確率雨量の増減には年最大雨量の標準偏差が大きく影響していることが分かった。

シソーラス用語： *降雨量 ,  *年雨量 ,  *永年変化 ,  観測所 ,  地域 ,  分布
準シソーラス用語： Gumbel分布 ,  確率1時間雨量 ,  確率10分雨量 ,  確率日雨量 ,  経年変化 ,  *年最大雨量

分類 (1件)： 気象学一般  (DC05010D)

引用文献 (7件)：

• IPCC (2007):「第4次評価報告書第1作業部会報告書 (技術要約)」, 気象庁翻訳
• 気象庁 (2005):「異常気象レポート2005」
• 小室佳隆・永井明博・近森秀高 (2007):「長期気象資料からみた確率日雨量の全国的経年変化」, 農業農村工学会中国四国支部講演会講演要旨集, pp. 12-14
• 寒川典昭・鈴木將史 (2008):「日本列島20世紀の降水量時系列の経年的非定常性とその確率降水量の評価値に及ぼす影響」, 自然災害科学, 26-4, pp. 355-365
• 角屋睦・永井明博 (1979):「洪水比流量曲線へのアプローチ」, 京都大学防災研究所年報, 22B-2, pp. 195-208

タイトルに関連する用語 (5件)： 確率 ,  雨量 ,  1時間雨量 ,  日雨量 ,  経年変化