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J-GLOBAL ID:200902219942798184   整理番号:08A0774171

遍歴状態電子系の光誘起相転移の理論

Theory of photoinduced phase transitions in itinerant electron systems
著者 (2件):
資料名:
巻: 465  号:ページ: 1-60  発行年: 2008年08月 
JST資料番号: A0800A  ISSN: 0370-1573  CODEN: PRPLCM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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光誘起相転移の研究の理論進展を密接に関係する実験と共に概説した。統計系の確率発展と局在電子系のドミノ効果を簡単に紹介した後,遍歴電子系の光誘起動力学を扱った。光励起後,高速,および超高速電荷-格子結合動力学を記述するには重要となる相互作用が必要になる。先ず,混合積層電荷移動錯体TTF-CAの中性-イオン転移を論じた。鎖内電荷移動光励起に誘起された後,イオンから中性への転移の動力学は閾値挙動に特徴があり,中性からイオンへの転移は殆ど線形な挙動に特徴がある。この違いは中性相とイオン相の電子相関が差から生じる。次に,金属,Mott絶縁体,電荷密度波,および電荷分極相を見せるハロゲン橋架け金属錯体を扱った。後の2つの相は異なる破れた対称性を持つ。電荷密度波から電荷分極への転移は逆の転移より非常に容易に起こる。これは微視的な電荷転移過程を考察して明らかにした。電荷密度波からMott絶縁相への転移,Mott絶縁相から金属相への転移はその低対称相間の転移より非常に高速に進行する。次に,有機ラジカル結晶とアルカリ-TCNQにおける逆スピンPeierls転移を,2量体内と2量体間の電荷移動励起の観点から生じ。次に,量子常誘電ペロブスカイトSrTiO3の光生成電子を研究した。これら電子はソフトな非調和フォノンとブリージング型高エネルギーフォノンとは異なって結合すると考えられる。この異なる電子-フォノン結合から2種類のポーラロンが生じる。ほぼ大域的にパリティが破れた”超常誘電性の大きいポーラロン”と,局所的にしかパリティが破れない”非中心型の自縄自縛ポーラロン”である。前者は帯電した導電性の強誘電性分域に等価になり,準静的電気感受率と電気伝導率の両方が大きく増大する。最後に,光励起物質の電子,原子,および分子運動の動力学を直接評価する時間分解X線回折実験の発展を解説した。これらは3次元構造長距離秩序ができ,対称性が変化するとき,極めて有用になる。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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金属-絶縁体転移  ,  ポーラロン,電子-フォノン相互作用 
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
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