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J-GLOBAL ID：200902238311184987   整理番号：08A0585780

複合エンジンの静止大気中における吸い込み性能 第2報:エジェクタ二層流解析と吸い込み性能改善

Pumping Performance of RBCC Engine under Sea Level Static Condition 2nd Report: Two-Stream Flow Analysis of Ejector and Improvement of Pumping Performance

著者 (4件)： 河内俊憲 (独立行政法人宇宙航空研究開発機構角田宇宙センタ) ,  河内俊憲 (現 東北大学工学研究科航空宇宙工学専攻) ,  富岡定毅 (独立行政法人宇宙航空研究開発機構角田宇宙センタ) ,  苅田丈士 (独立行政法人宇宙航空研究開発機構角田宇宙センタ)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 56  号： 651  ページ： 163-168 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 次世代宇宙往還機用エンジンとして有望視されているロケットラムジェット複合エンジンの吸込性能について,第1報の数値計算結果を考察し,ロケット噴流と空気流の二層間での輸送を考慮したモデルを構築し,高温ガスを噴射した場合に吸込性能が低下する原因を調べた。次に,上記モデルに従って流路形状の変更を行い,吸込性能の改善を試みた。結論は以下の通りである。1)吸込性能低下の原因は,高温ロケット噴流から常温空気流への熱輸送発生により,空気流側の流管が広がり,その結果ダクト内圧力が上昇し,吸込性能が低下する,2)熱輸送に加え,ロケット噴流と空気流の分子量の差異や未燃水素燃料の燃焼も,ダクト内圧力を上昇させ,吸込性能を低下させる,3)吸込性能改善の結果は,加熱や分子量の輸送に起因する空気流管の広がりを吸収できるように,緩やかに上部燃焼器を拡大させることにより吸込性能低下を防止できた。

シソーラス用語： *ラムジェット ,  *ロケットエンジン ,  *複合機関 ,  *吸込 ,  数値計算 ,  エゼクタ ,  空気流 ,  噴流 ,  水素燃料
準シソーラス用語： 流路 ,  高温ガス

分類 (1件)： その他の熱機関  (PB03000N)

引用文献 (12件)：

• KANDA, T. Design of Sub-Scale Rocket-Ramjet Combined Cycle Engine Model. IAC-05. 2005
• 河内俊憲. 複合エンジンの静止大気中における吸い込み性能, 第1報 : 数値計算による吸い込み性能の予測. 日本航空宇宙学会論文集. 2008, 56, 110-115
• KANDA, T. Experimental Study of a Combined-Cycle Engine Combustor in Ejector-Jet Mode. 2006
• FABRI, J. Theory and Experiments on Supersonic Air-to-Air Ejectors. 1958
• AOKI, S. Aerodynamic Experiment on an Ejector-Jet. J. Prop. Power. 2005, 21, 496-503

タイトルに関連する用語 (7件)： 複合エンジン ,  静止 ,  大気中 ,  吸い込み性能 ,  エジェクタ ,  層流 ,  解析