文献

J-GLOBAL ID：200902254817280963   整理番号：09A1073729

C³クリップボード 中性化・炭酸化

著者 (1件)： 佐伯竜彦 (新潟大 工)
資料名： セメント・コンクリート  (Cement & Concrete)
号： 752  ページ： 52-53  発行年： 2009年10月10日 
JST資料番号： F0277A  ISSN： 0371-0718  CODEN： SKONA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コンクリートの中性化(炭酸化)は,空気中の炭酸ガスがコンクリート中の空隙内に存在する水酸化カルシウムと反応し,アルカリ度を低下させ,鉄筋を腐食させる主要な原因の一つである。中性化の進行速度は,環境条件,使用材料,養生など多くの要因に影響を受けるが,コンクリート中の空隙構造と水酸化カルシウムの量がとくに重要である。中性化を遅らせるのに有効な対策は,水セメント比を小さくし,養生期間を十分にとることが肝要である。中性化速度は,空気中の相対湿度が50~60%のときが最大となる。

シソーラス用語： *中性化 ,  炭酸化 ,  水酸化カルシウム ,  *濃度 ,  腐食 ,  期間 ,  相対湿度 ,  *経時変化 ,  水セメント比 ,  二酸化炭素 ,  塩害 ,  金属腐食
準シソーラス用語： *アルカリ度 ,  鉄筋腐食 ,  養生期間

分類 (1件)： セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (6件)：

• 佐伯竜彦. コンクリートの中性化の機構解明と進行予測. 土木学会論文集. 1990, No.414/V-12, 99-108
• 小林一輔. コンクリートの炭酸化に関する研究. 土木学会論文集. 1991, No.433/V-15, 1-14
• 和泉意登志. 中性化. 1990
• WIERIG, H. J. Longtime studies on the carbonation on concrete under normal outdoor exposure. RILEM SEMINAR DURABILITY OF CONCRETE STRUCTURES UNDER NORMAL OUTDOOR EXPOSURE, 1984. 1984, 239-249
• 日本コンクリート工学協会. 炭酸化研究委員会報告書. 1993

タイトルに関連する用語 (5件)： C3 ,  クリップ ,  ボード ,  中性化 ,  炭酸化