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J-GLOBAL ID：200902272043284217   整理番号：08A0777033

山地流出モデルと不定流モデルを組み合わせた実時間水位流量予測

著者 (3件)： 工藤亮治 (岡山大 大学院環境学研究科) ,  永井明博 (岡山大 大学院環境学研究科) ,  近森秀高 (岡山大 大学院環境学研究科)
資料名： 応用水文  (Applied Hydrology)
号： 20  ページ： 21-30  発行年： 2007年12月31日 
JST資料番号： L3921A  ISSN： 1881-4948  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,背水の影響を受ける河川下流部の平野部での実時間水位流量予測を行うため,不定流モデルと山地流出モデルを組み合わせた予測モデルを構築し,高梁川水系小田川へ適用してこのモデルの適応性を実証している。流出モデルには長短期両用のタンクモデルを用い,下流域では流出量を上流境界条件と横流入量として用いた不定流モデルを適用した。実時間水位流量予測では,拡張カルマンフィルタによって観測流量からタンク推進の状態修正を行い,予測雨量を入力して下流域の予測流量を求め,不定流モデルにより各地点の予測水位・流量を求めた。その結果,このモデルによって4時間先までの水位流量予測が可能であることを示した。

シソーラス用語： 河川流 ,  *水位 ,  *流量 ,  *予測技法 ,  非定常流 ,  実時間処理 ,  予測モデル ,  岡山県 ,  タンクモデル ,  山岳地 ,  広島県

分類 (1件)： 流出解析  (DC07030N)

引用文献 (6件)：

• 高悼 琢馬・椎葉 充晴・立川 康人 (1993): 河川水位実時間予測手法の開発とその遊水地樋門操作への応用, 京都大学防災研究所年報, 36B-2, pp. 241-253
• 李 宏宇・永井 明博・近森 秀高 (2006): 上流ダムからの放流量を考慮した実時間洪水流量予測, 農土論集, 244, pp. 207-214
• 角屋 睦・永井 明博 (1988): 長短期流出両用モデルの永源寺ダム流域への適用と考察, 農土論集, 137, pp. 71-78
• 藤原洋一・田中丸 治哉・畑 武志・多田 明夫 (2003): 進化戦略による流出モデル定数の最適同定, 農土論集, 227, pp. 119-129
• 岡山県; おかやま全県統合型GIS,(http://www.gis.pref.okayama.jp/map/menu_main.htm)

タイトルに関連する用語 (8件)： 山地 ,  流出モデル ,  不定流 ,  モデル ,  実時間 ,  水位 ,  流量 ,  予測