抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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鹿児島県北東部曽於地区における家畜人工授精士会の取り組みを報告した。本県の授精料は後納制度のため,会員の授精業務が継続的に安定するためには,肉用牛基盤の拡充と子牛販売価格が高値安定する必要がある。そのため1.家畜増殖法および家畜保健衛生所の指導に基づく授精業務の徹底,2.授精士の資質向上,3.地域改良委員会の方針に基づく適正交配,4.新規種雄牛の積極的な指定交配,を推進している。授精業務において授精日誌を作成し,昨年は農家数約100戸,約1000頭の繁殖牛の発情記録を蓄積・把握した。分娩後60日を過ぎても明確な発情兆候のない繁殖牛については,積極的に獣医師へ診察を依頼するように農家へ指導した。また,微弱発情や卵巣嚢腫などの繁殖障害が疑われた時には,獣医師と連携を図り早期に治療を促し,空胎期間の短縮に努めた。