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J-GLOBAL ID:201102289274875496   整理番号:11A1782942

組織逸脱と改善の分岐条件とそのハーネシングに関するエージェントシミュレーション

著者 (5件):
資料名:
巻: J94-D  号: 11  ページ: 1825-1835  発行年: 2011年11月01日 
JST資料番号: S0757C  ISSN: 1880-4535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本論文では,組織体逸脱と改善を統一的に扱うエージェントベースモデルを提案する。逸脱と改善の作動原理は,規範から逸れるという点において共通するが,社会効用あるいは不効用のいずれをもたらすか,により区別されるとの仮説のもとにモデル化を行った。本モデルを用いたシミュレーション実験結果から,組織の多様性が高い方が,改善現象が創発する可能性が高まることが示された。また,非公式ネットワークの拡充施策は,多様性の高い組織では改善行動を促進するが,一様な組織では逸脱を招く可能性があることを示した。更に,報酬配分の傾斜を一定以上に強めると,組織体逸脱が促進され組織生産性の停滞を招く可能性があることを示した。このような結果や考察は,組織や個人が置かれているランドスケープを階層的な効用関数によってモデル化し,その上で,社会と組織という複数階層間の効用産出量の関係をもとに,改善と組織体逸脱の定義と分岐条件を明確化したことによって可能となった。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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人工知能  ,  経営工学一般  ,  計算機シミュレーション 
引用文献 (19件):
  • 宝月 誠, 逸脱とコントロールの社会学--社会病理学を超えて, 有斐閣, 2004.
  • M. Imai, Kaizen: The Key To Japan’s Competitive Success, McGraw-Hill/Irwin, 1986.
  • 宝月 誠, “組織体逸脱の研究に向けて, ”犯罪社会学研究, 第13号, pp. 12-17, 1988.
  • M. S. Baucus, “Pressure, opportunity and predisposition: A multivariate model of corporate illegality,” J. Management, vol.20, pp. 699-721, 1994.
  • 樋口晴彦, 不祥事は財産だ--プラスに転じる組織行動の基本則, 祥伝社, 2009.
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