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J-GLOBAL ID：201202209128085754   整理番号：12A0953075

高ガンマ線バックグラウンド下での高速中性子精密測定技術の開発

著者 (8件)： 河原林順 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  富田英生 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  野村祐介 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  能任琢真 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  高木恵輔 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  中野敏行 (名古屋大 大学院理学研究科) ,  森島邦博 (名古屋大 大学院理学研究科) ,  前田茂貴 (日本原子力研究開発機構)
資料名： 日本原子力研究開発機構JAEA-Review(Web)
号： 2011-030  ページ： 2.1.14 (WEB ONLY)  発行年： 2011年08月 
JST資料番号： U0296A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高燃焼度燃料やMOX燃料では,使用済燃料から放出される中性子の詳細評価が,輸送・貯蔵の安全対策上重要であり,運転履歴による理論計算のみならず実測データに基づく評価を行う必要がある。本研究では,ナノイメージグトラッカ等を用いた新型原子核乾板により,高γ線場における中性子の空間分布及びエネルギー分布を精密測定する技術を開発する。研究成果は,次の通りである;(1)AgBr粒子径を制御した新型原子核乾板の合成:得られた新型乾板の阻止能と銀粒子密度の関係から,中性子・γ線が入射した際に乾板中に記録される荷電粒子の潜像を乾板応答シミュレーション計算モデルにより,中性子とγ線に関する感度を見積もった結果,より小さな臭化銀からなる乾板を用いることで,中性子に対する感度をほとんど低下させることなく,γ線感度を低下できる見込みが得られた。(2)中性子エネルギー及び入射方向推定アルゴリズムの開発:乾板の応答と取得データのみから中性子エネルギーや入射方向を求めるために,最尤法と最大エントロピー法を組み合わせた新規のアンフォールディング用アルゴリズムを開発した。

シソーラス用語： 乾板 ,  高速中性子 ,  *バックグラウンド放射線 ,  最尤法 ,  最大エントロピー法 ,  *デコンボリューション ,  *中性子検出 ,  *臭化銀 ,  γ線 ,  潜像 ,  空間分布 ,  エネルギー分布
準シソーラス用語： *原子核乾板 ,  アンフォールディング

分類 (1件)： 放射線計測・計測器一般  (AD08010Y)

タイトルに関連する用語 (5件)： ガンマ線 ,  バックグラウンド ,  高速中性子 ,  精密測定 ,  開発