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J-GLOBAL ID:201202226814014415   整理番号:12A0003601

ベーリング海陸棚海水の生物活性微量金属の間の化学量論

Stoichiometry among bioactive trace metals in seawater on the Bering Sea shelf
著者 (5件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 747-764  発行年: 2011年12月 
JST資料番号: G0159B  ISSN: 0916-8370  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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2000年秋,ベーリング海陸棚(北緯56-64度,東経165-169度)で,海水中のアルミニウム(Al),マンガン(Mn),鉄(Fe),コバルト(Co),ニッケル(Ni),銅(Cu),亜鉛(Zn),カドニウム(Cd)および鉛(Pb)の分布が調査された。ろ過海水とろ過しない海水とで,それぞれの溶存(D)および全可溶(TD)金属量(-M)が決定された。ベーリング海陸棚のTD-Mは一般的に太平洋のより高かった。TD-Cdは陸棚の外側の深層水でもっとも高く,溶存種に支配されていた。その他のTD-Mはユーコン川三角州の近くの測点でもっとも高く,TD-MとD-Mの差として得られる不安定懸濁物(LP)の割合が高かった。溶存Al,NiおよびCuは,ユーコン川の流入の特性を示す。溶存MnおよびCoは沿岸域の海底上で最大を示し,堆積したMnからの還元の影響を示す。D-Zn,D-Cdおよび主要栄養素の相関はそれらの分布が微生物の摂取や沈降粒子の再無機化に大きく支配されていることを示している。これら3過程(河川流入,堆積物還元,および生物地球化学サイクル)はD-Feの分布に影響していた。D-Pbは調査海域では極めて一様に分布していた。ベーリング海陸棚のD-Mの化学量論は,太平洋に比べると,CoとPbの濃縮,Ni,Cu,ZnおよびCdの枯渇を示していた。LP-M/LP-A比はその他の8金属が地殻存在量に比較して顕著に濃縮していることを明らかにし,Fe-Mn酸化物の形成とそれへの微量金属の吸収の重要性を示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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水圏・生物圏の地球化学 
引用文献 (39件):
  • AGUILAR-ISLAS, AM. Micro- and macronutrients in the southeastern Bering Sea : insight into iron-replete and iron-depleted regimes. Progr Oceanogr. 2007, 73, 99-126
  • BERGER, CJM. Application of a chemical leach technique for estimating labile particulate aluminum, iron, and manganese in the Columbia River plume and coastal waters off Oregon and Washington. J Geophys Res. 2008, 113, C00B01
  • BROWN, MT. An improved flow-injection analysis method for the determination of dissolved aluminum in seawater. Limnol Oceanogr Methods. 2008, 6, 87-95
  • BUCK, KN. The physicochemical speciation of dissolved iron in the Bering Sea, Alaska. Limnol Oceanogr. 2007, 52, 1800-1808
  • COACHMAN, LK. Circulation, water masses, and fluxes on the southeastern Bering Sea shelf. Cont Shelf Res. 1986, 5, 23-108
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