文献

J-GLOBAL ID：201202267778698351   整理番号：12A1367918

SiFRP加熱表面での物理現象の解明に関する実験研究

Experimental Investigations on the SiFRP Surface Thermal Phenomena

著者 (3件)： 平井研一 (IHIエアロスペース) ,  杵淵紀世志 (宇宙航空研究開発機構) ,  紙田徹 (宇宙航空研究開発機構)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 38  号： 5  ページ： 200-206  発行年： 2012年09月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 液体エンジンは固体ロケットに比べると燃焼ガス中の酸化性ガス成分が5倍と酸化性に富み,かつエンジン燃焼時間も長いため,CFRPの様な炭化型(炭化層主成分)には過酷な熱環境である。其処で溶融型のSiFRP(シリカFRP)が選定されている。シリカ(SiO₂)融点は1720°Cと燃焼ガス温度(3000°C程度)に比べて高くないので,フィルム冷却法を使った設計で,SiFRP表面温度を限界温度以下にしている。本報では,アーク加熱試験後のSiFRP表面観測で得た物理現象(白色化/溶融/リセッション特性)解明のための実験検討を実施した。酸化性気流(Air)/非酸化性気流(N₂)アーク加熱試験中に取得したSiFRPリセッション特性と試験後に取得したSiFRP表面分析データを足掛りとして,地上燃焼試験後の燃焼室切断後SiFRP表面分析データを考え合わせることで,燃焼室内部の物理現象に関する知見を得た。

シソーラス用語： *アブレーション ,  *断熱 ,  *液体ロケットエンジン ,  *繊維強化プラスチック ,  セラミック繊維 ,  フェノール樹脂 ,  *形態 ,  *表面構造 ,  白化 ,  融解 ,  縮退 ,  アーク加熱 ,  燃焼ガス ,  温度 ,  フィルム冷却 ,  大気中 ,  窒素 ,  雰囲気 ,  表面分析 ,  燃焼室 ,  内面 ,  燃焼試験
準シソーラス用語： ガス温度 ,  シリカ繊維 ,  *遮熱 ,  窒素雰囲気 ,  内部 ,  *表面形態

分類 (4件)： 強化プラスチックの成形  (YH04060J) ,  耐火物  (YC04030N) ,  ロケットエンジン  (PB02050J) ,  宇宙飛行体材料,航空機材料  (YH06070I)

引用文献 (7件)：

• Y. Umetsu, Y. Yamamoto, A. Takahashi, H. Katsuta, K. Hihashino & M. Ishii: ISTS-2000-a-02.
• W. Peters, P. Rogers, T. Lawrence, D. Davis, M. D'Agostino & A. Brown: AIAA 2000-3397 (2000).
• 山田哲哉,安部隆士:J. Plasma Fusion Res., 82 (2005), 368–374.
• M. Ishii, Y. Yasutomi, T. Kamita & Y. Torii: Space Propulsion 2010.
• K. Hirai: Trans. JSASS Space Tech. Japan, 7 (2008), 37–42.

タイトルに関連する用語 (3件)： 物理現象 ,  実験 ,  研究