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J-GLOBAL ID：201202292436386271   整理番号：12A0425964

暖地積雪流域における積雪・融雪モデルの構築と分布型水循環モデルへの統合

Development of a Snowmelt Model for Basins in Warm Climates and its Integration into a Distributed Water Circulation Model

著者 (4件)： 吉田武郎 (農研機構 農村工研) ,  増本隆夫 (農研機構 農村工研) ,  堀川直紀 (農研機構 農村工研) ,  工藤亮治 (農研機構 農村工研)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
号： 277  ページ： 21-29  発行年： 2012年02月25日 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 熱収支法に基づいた積雪水当量および融雪量推定モデルを構築するとともに,約1km四方のメッシュの分布型水循環モデルに組み入れ,代表的な暖地積雪流域である関川流域に適用した。構築したモデルは降水量,気温,風速,日照時間データから日単位で積雪・融雪を計算でき,さらに,衛星画像から抽出した冠雪域を用いてモデル中のパラメータを推定することにより山間部等の積雪深の観測値が少ない地域へも適用できる。モデル適用の結果,局所的な降雪の影響を受ける地点を除けば,各メッシュの積雪水当量計算値は観測値との推定誤差約200mm以内に収まることや,積雪・融雪時期の計算流量が,積雪時期の流量低下と,融雪時期の流量の立ち上がりおよびピークと良く一致することが分かり,構築した積雪・融雪モデルが流域全体の積雪・融雪現象を高い精度で再現することが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *流域 ,  *モデル ,  熱収支 ,  積雪 ,  融雪 ,  衛星利用画像 ,  リモートセンシング ,  降雪量 ,  *流量
準シソーラス用語： 衛星画像 ,  *河川流量 ,  *積雪・融雪モデル ,  積雪水当量 ,  *暖地積雪流域 ,  *分布型水循環モデル

分類 (1件)： 流出解析  (DC07030N)

引用文献 (28件)：

• DUAN, Q. Y. Effective and efficient global optimization for conceptual rainfall-runoff models. Water Resou. Res. 1992, 28, 4, 1015-1031
• 原田博司. 屋根雪処理装置の実態調査 (その2). 1988
• 井上聡. 地球環境変化時における降積雪の変動予測. 雪氷. 1998, 60, 367-378
• 井上聡. 地球環境変化時における降積雪の変動予測 (続報)-国内主要河川流域における降雪水量の変動. 雪氷. 2001, 63, 489-499
• 風間聡. 衛星データを用いた東北地方の積雪水資源量推定. 水工学論文集. 1994, 38, 1-6

タイトルに関連する用語 (9件)： 暖地 ,  積雪 ,  流域 ,  融雪 ,  モデル ,  構築 ,  分布型 ,  水循環モデル ,  統合