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J-GLOBAL ID：201302233640140908   整理番号：13A1167488

静的引張り荷重を受ける異種材料被着体によるスカーフ接着継手の三次元有限要素法応力解析と強度について

FEM Stress Analysis and Strength Prediction of Scarf Adhesive Joints with Dissimilar Adherends Subjected to Static Tensile Loadings

著者 (4件)： 中野博子 (広島大 産学地域・連携セ) ,  大宮祐也 (広島大 大学院工学研究院) ,  関口泰久 (広島大 大学院工学研究院) ,  沢俊行 (広島大 大学院工学研究院)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 49  号： 7  ページ： 249-259  発行年： 2013年07月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 静的引張り荷重を受ける異種材料被着体によるスカーフ接着継手の接着界面での最大主応力分布を二次元および三次元FEMにより解析し,接着界面最大主応力は三次元結果の方が大きいことを示した。接着長さ一定の場合と,被着体幅一定とした2つの継手形態の場合の接着界面最大主応力分布の差異は小さいことを示した。異種材料被着体の縦弾性係数比が小さくなるほど,接着層の縦弾性係数が大きくなるほど,および接着層厚さが薄くなるほど接着界面最大主応力は小さくなった。三次元FEM計算では,2つの継手形態に対し,スカーフ角が約60°において界面端部で発生する最大主応力は最小になった。ひずみ測定実験を行い,FEM結果と測定結果はかなりよく一致した。FEM計算により継手強度推定を行い,実験結果とかなりよく一致した。継手強度はスカーフ角θが約60°で最大になること及び被着体幅一定の継手強度が接着長さ一定の場合よりやや大きいことが示された。(著者抄録)

シソーラス用語： 引張荷重 ,  *接着継手 ,  接着部 ,  有限要素法 ,  *応力解析 ,  応力分布 ,  面 ,  物 ,  Young率 ,  層 ,  層厚 ,  主応力 ,  角度依存性 ,  *強度 ,  接着 ,  応力歪曲線 ,  軟鋼 ,  黄銅 ,  エポキシ樹脂 ,  合成樹脂接着剤 ,  鋼板 ,  異種材料接合
準シソーラス用語： *スカーフ接着継手 ,  *継手強度 ,  三次元有限要素法 ,  接着界面 ,  接着層 ,  被着体 ,  界面応力分布

分類 (1件)： 接合部  (HD03080V)

引用文献 (27件)：

• 1) Alwar,R.S. and Nagaraja,Y.R., Journal of dhesion,7, 279(1976).
• 2) Adams R D, Coppendale J, Journal of dbosion, 10, 49(1979).
• 3) Sawa T, Nakano Y, Temma K, Journal of Adhesion, 24,1(1987).
• 4) Sawa T, Suzuki Y, Kido S, Journal of Adhesion Science and Technology, 17, 943 (2003).
• 5) Seo DW,Lim JK, Composite Science and Technology,65, 1421 (2005).

タイトルに関連する用語 (6件)： 引張り荷重 ,  異種材料 ,  被着体 ,  スカーフ ,  接着継手 ,  有限要素法応力解析