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J-GLOBAL ID：201302282931473247   整理番号：13A1216812

セメント系硬化体の電気抵抗率とその影響因子に関する検討

INFLUENTIAL FACTORS ON ELECTRICAL RESISTIVITY OF HARDENED CEMENTITIOUS PASTE

著者 (4件)： 菊地道生 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  金沢貴良 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  斎藤豪 (新潟大 工) ,  佐伯竜彦 (新潟大 工)
資料名： セメント・コンクリート論文集  (Cement Science and Concrete Technology)
巻： 66  ページ： 189-196  発行年： 2013年02月25日 
JST資料番号： F0276A  ISSN： 0916-3182  CODEN： SKROER  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セメント系硬化体の電気抵抗率は,電気化学的非破壊検査の精度や電気化学的補修工法の効果に影響を及ぼす。このため,硬化体電気抵抗率を定量的に評価する手法が必要とされているが,その現象メカニズムや影響因子に着目し検討を行った研究例は少ない。そこで本研究では,電気化学的理論に基づく硬化体電気抵抗率と各影響因子の関係式に,実験より定量した各影響因子を用い硬化体電気抵抗率の推定を行った。その結果,硬化体電気抵抗率の測定値と推定値の差がイオン強度と強い相関を示したことなどから,両者の差は細孔溶液中イオンと細孔表面間における電気化学的現象に起因していると推察された。ここでは,空隙以外の表面等の影響因子に付いての評価についても言及している。

シソーラス用語： *硬化物 ,  *電気抵抗率 ,  因子 ,  電気化学 ,  非破壊検査 ,  細孔 ,  イオン ,  間隙水 ,  相関 ,  空隙率
準シソーラス用語： *セメント硬化体 ,  影響因子 ,  細孔溶液

分類 (1件)： セメントの性質・分析  (YC05040F)

引用文献 (12件)：

• 1) 関博、山本英夫 : コンクリート中鉄筋における腐食速度の解析に関する一考察、 コンクリート工学年次論文集、Vol.9、No.1、pp, 381-386 (1987)
• 2) 三好政彦ほか : セメントペーストの比抵抗地と細孔組織との相関性、 土木学会 第50回年次 学術講演会講演概要集第5部、 pp. 14-15 (1995)
• 3) 鳥居和之 : 電気的促進試験法により求めたセメント系硬化体の塩化物イオンの拡散係数、セメント・コンクリート、 No.604、pp, 18-22 (1997)
• 4) 親本俊憲ほか:モルタルの電気抵抗特性に関する電気化学的検討、 コンクリート工学年次論文集、Vol.27、No.1、pp. 907-912 (2005)
• 5) 安藤重裕ほか : モルタルの抵抗率へ及ぼす各種材料の影響について、セメント・コンクリート論文集、No.57、pp. 145-150 (2003)

タイトルに関連する用語 (4件)： セメント系 ,  硬化体 ,  電気抵抗率 ,  影響因子