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J-GLOBAL ID:201302297477317500   整理番号:13A1763105

オマーンオフィオライト・サラヒ岩体南西部に分布する超苦鉄質複合岩体の成因

Petrological nature and origin of the ultramafic complex in the basal part of the Salahi mantle section, the Oman ophiolite
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資料名:
巻: 42  号:ページ: 123-135 (J-STAGE)  発行年: 2013年 
JST資料番号: G0124B  ISSN: 1345-630X  CODEN: GKKABJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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オフィオライトのマントルセクションは,普遍的にダナイトを伴う。これまでオマーンオフィオライトで報告されてきたダナイトの産状と成因は多岐にわたる。北部のサラヒ岩体基底部に,これまでの報告のいずれの産状とも異なる数km規模の塊状ダナイトが分布している。この塊状ダナイトはハルツバージャイト,輝岩類及び少量のウェールライトを伴い,本論では超苦鉄質複合岩体と呼ぶ。これらの産状,岩石組織,鉱物化学組成を検討し,岩体の成因について議論した。この岩体には非調和性ダナイトおよび不定型な形態を持つ輝岩類が多く,変形をほとんど被っていないため,比較的後期のステージで形成したと考えられる。超苦鉄質複合岩体のカンラン岩の岩石組織は,粗粒-極粗粒等粒状組織を示し,スピネルがカンラン石中に包有されていることから,カンラン石がメルトと反応して結晶成長したことが示唆される。鉱物化学組成は,ハルツバージャイトは島弧的,ダナイトはボニナイトと関連した特徴を有する。このことから,オフィオライト衝上時の初期島弧セッティングの過程で,基底部から浸透した流体がハルツバージャイトのフラックス溶融を起こし,高枯渇的なダナイトを形成したと考えられる。
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岩石成因論 
引用文献 (47件):
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