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J-GLOBAL ID：201402216954464975   整理番号：14A0288080

土/水/空気連成有限要素法を用いた締固め土の力学挙動の解析

Analysis of the mechanical behavior of compacted soil with F.E. method

著者 (5件)： 金澤伸一 (中央大学 理工学部都市環境学科) ,  豊嶋拓馬 (首都大学東京大学院 都市環境科学研究科) ,  河井克之 (神戸大学 都市安全研究センター) ,  橘伸也 (埼玉大学 地圏科学研究センター) ,  飯塚敦 (神戸大学 都市安全研究センター)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 68  号： 2  ページ： I.291-I.298 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 土構造物に幅広く利用されている締固め土おいて,その使用時に求められる強度確保のための施工方法などは示されているが,実際に使用する材料特性が考慮されていない。締固め土構成の大部分である不飽和土の力学的体系の確立が不十分で,締固め土の強度発現のメカニズムも完全に解明されていない。しかし近年では,不飽和土の力学挙動を表現できる弾塑性構成モデル,水分特性曲線モデルも数多く提案されている。不飽和土の挙動をより精緻に表現するためには,土を三相混合体として捉える必要がある。本論文では,土/水/空気連成有限要素解析プログラム(DACSAR-MP)を開発し,三相連成問題として解析した締固めによる不飽和土の力学挙動について検討した。また,締固めにおける載荷速度の違いによる影響(間隙内空気圧の影響)を調べ,締固めに対する機構,浸透シミュレーションによる強度変化について考察した。その結果から,間隙空気が締固め土,さらには浸透過程での変形・強度特性に与える影響を明らかにした。

シソーラス用語： 安定処理土 ,  *土締固め ,  *不飽和土 ,  数値解析 ,  有限要素法 ,  浸透 ,  空隙率 ,  透水係数 ,  透水性 ,  係数 ,  透気性 ,  特性曲線 ,  間隙圧 ,  有効応力 ,  土壌吸水圧 ,  強度発現 ,  *力学モデル ,  解析モデル ,  弾塑性
準シソーラス用語： 間隙空気圧 ,  間隙比 ,  水分特性曲線 ,  弾塑性モデル ,  締固め土 ,  透気係数 ,  有限要素解析 ,  連成問題

分類 (1件)： 土の圧縮,圧密,せん断,地盤沈下  (RA03050P)

引用文献 (15件)：

• Alonso, E. E., A. Gens and A. Josa: A constitutive model for partially saturated soils, Geotechnique, Vol.40, No.3, pp. 405-430, 1990.
• Karube, D. and K. Kawai: The role of pore water in the mechanical behavior of unsaturated soils, Geotechnical and Geological Engineering, Vol.19, No.3, pp. 211-241, 2001.
• Kohgo, Y., M. Nakano and T. Miyazaki: Theoretical aspects of constituitive modeling for unsaturated soils, Soils and Foundations, Vol.33, No.4, pp. 49-63, 1993.
• 大野進太郎, 河井克之, 橘伸也: 有効飽和度を剛性に関する状態量とした不飽和土の弾塑性構成モデル, 土木学会論文集, Vol.63/No.4, pp.1132-1141, 2007.
• 杉井俊夫, 宇野尚雄: 新しい水分特性曲線のモデル化について, 土木学会第50回年次学術講演会概要集, pp.130-131, 1995.

タイトルに関連する用語 (7件)： 土 ,  水 ,  有限要素法 ,  締固め土 ,  力学 ,  挙動 ,  解析