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J-GLOBAL ID:201402226629865497   整理番号:14A1263796

秋田県中山遺跡(縄文時代後晩期)の自然形成過程(予報)-弘前大学調査地点A区を対象として-

著者 (3件):
資料名:
巻: 53  号:ページ: 241-248  発行年: 2014年10月01日 
JST資料番号: G0071A  ISSN: 0418-2642  CODEN: DAYKA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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縄文時代後晩期の低湿地遺跡である中山遺跡の自然形成過程を明らかにするため,弘前大学調査地点A区の地形学的,地質学的な検討を行った。対象地点は馬場目川左岸の丘陵と段丘を開析する谷底低地に立地する。遺跡を埋積する堆積物の層序,層相および遺物のオリエンテーションから,大型の木器・木材を含む縄文時代後期後葉の遺物群は南西~北東の古流向をもつ流路に廃棄されたものと推定される。一方,流路の上位で検出された,トチ果皮などの濃密な食料残滓を伴う遺物群は,流速の低い湿地の堆積環境で形成されたと推定される。さらに,中山遺跡A区では縄文時代晩期初頭まで遺物が認められるが,突発的なイベント堆積物と考えられる礫層の堆積以降は放棄される。後続する時期の遺物は同じ谷底低地の約40m北西に位置し,2mほど低いB区で検出されるようになる。このことから,中山遺跡に居住した縄文時代人は,谷底低地の環境変化に対応して土地利用を変化させていったと考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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第四紀 
引用文献 (20件):
  • 秋田県(1973)土地基本分類調査 五城目. 38p, 秋田県.
  • Buvit, I., Waters, R.M., Konstantinov, V.M. and Konstantinov, V.A. (2003) Geoarchaeological investigation at Studenoe, an upper pareolithic site in the transbaikal region, Russia. Geoarchaeology, 18, 649-673.
  • 藤沼邦彦・関根達人(2008)亀ヶ岡式土器(亀ヶ岡式系土器群).小林達雄編「総覧縄文土器」:682-693,アム・プロモーション.
  • 五城目町教育委員会(1983)中山遺跡.71p,五城目町教育委員会.
  • 五城目町教育委員会(1984)中山遺跡.89p,五城目町教育委員会.
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