文献
J-GLOBAL ID:201402283557283084   整理番号:14A0535886

模擬冠水試験に基づく水稲減収尺度の策定と冠水被害評価への活用の試み

著者 (6件):
資料名:
号: 26  ページ: 82-91  発行年: 2014年03月24日 
JST資料番号: L3921A  ISSN: 1881-4948  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
洪水による浸水が生じた水田における水稲被害は,冠水時の条件によりその度合いが大きく異なり,様々な冠水状況と減収量の関係を明らかにした減収尺度の活用が有効である。著者らは,この水稲減収尺度策定に必要な基礎データを得るための実証試験として,模擬冠水試験を実施してきた。本研究ではその更新のために実施した冠水試験の概要を示すとともに,最終的に実施する収量調査結果に基づく尺度策定法を示した。さらに,策定された尺度を排水解析モデル出力である水田水深へ適用し,冠水被害による水稲減収量の推定を試みた。模擬冠水試験は水稲栽培が行われている圃場内に試験区を設置して実施し,冠水条件は,水稲の生育段階,完全冠水か葉先露出かの冠水状況,湛水中の清濁,冠水継続時間によって分類した。栽培期間中は生育概況に係わる項目を継続的に測定し,水稲の生育段階の判定を行うとともに,冠水が与える影響として冠水試験前後での変化を調べた。収穫後に粗玄米重と品質を調べ,冠水によって生じる水稲被害を把握し,収量から見た減収尺度を策定した。この結果は,とくに穂ばらみ期が冠水に対して脆弱であり,冠水継続時間に従って水稲減収量が大きくなるなど,水稲減収率が生育段階と冠水継続時間のような冠水条件に依存することを示した。この減収尺度の水稲被害調査への活用として,石川県加賀三湖地区へ低平地タンクモデル(早瀬ら,1993)を適用して算定した水田水深に適用し,水稲減収量の算定例を示した。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
農業土木 
引用文献 (10件):
もっと見る

前のページに戻る