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J-GLOBAL ID：201502209898870924   整理番号：15A1163520

生育段階の異なるシュートに対する温度条件がシュッコンカスミソウ‘アルタイル’の形態異常花序発生に及ぼす影響

Effects of Air Temperature at Different Developmental Stages of Shoots on Occurrence of Abnormal Inflorescence in Gypsophila paniculata ‘Altair’

著者 (6件)： 山口訓史 (岡山大学大学院環境生命科学研究科) ,  後藤丹十郎 (岡山大学大学院環境生命科学研究科) ,  大谷翔子 (岡山大学大学院環境生命科学研究科) ,  安場健一郎 (岡山大学大学院環境生命科学研究科) ,  田中義行 (岡山大学大学院環境生命科学研究科) ,  吉田裕一 (岡山大学大学院環境生命科学研究科)
資料名： 園芸学研究  (Horticultural Research (Japan))
巻： 14  号： 3  ページ： 261-266 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： L4829A  ISSN： 1347-2658  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 生育段階の異なるシュートに対する温度条件がシュッコンカスミソウ‘アルタイル’の形態異常花序発生に及ぼす影響を検討した.シュート長20cmから2週間15°Cに加温することで,8週間15°Cに加温した場合と同様に,形態異常花序発生が軽減された.2週間加温した個体の切り花長と切り花重は,8週間加温した個体よりも大きくなった.形態異常花序が発生するシュート長と頂芽における花芽分化段階との関係を調べたところ,頂芽のステージが栄養成長からがく片形成期に当たるシュート長が約1~20cmから15日間の15°C加温で最も形態異常花序が抑制できた.形態異常花序に及ぼす低温の影響を明確にするため,異なる生育段階に対する低温遭遇(7°C)が形態異常花序発生に及ぼす影響を調査した.異なる生育段階に高温(15°C)に遭遇させた実験と同様に,頂芽のステージが栄養成長からがく片形成期までの低温遭遇が形態異常花序発生に大きく関与していた.以上のことから,摘心直後からがく片形成期の期間,株を低温に遭遇させないように温度管理することで,形態異常花序の発生を抑制でき,切り花形質も改善できると考えられた.(著者抄録)

シソーラス用語： *ナデシコ科 ,  栽培品種 ,  *奇形 ,  *花序 ,  シュート【植物器官】 ,  温度条件 ,  成長段階 ,  花芽形成 ,  栽培管理
準シソーラス用語： アルタイル ,  *シュッコンカスミソウ ,  温度管理 ,  花芽分化 ,  *形態異常 ,  成育段階

分類 (2件)： 花き・花木  (FC03044O) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

タイトルに関連する用語 (7件)： 生育段階 ,  シュート ,  温度条件 ,  シュッコンカスミソウ ,  タイル ,  形態異常 ,  花序