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J-GLOBAL ID：201502215100361708   整理番号：15A1335174

環境を支える無機材料と技術 ガラスの性質を利用したリサイクルプロセスの開発

著者 (3件)： 難波徳郎 (岡山大 大学院環境生命科学研究科) ,  崎田真一 (岡山大 環境管理セ) ,  紅野安彦 (岡山大 環境管理セ)
資料名： Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan  (Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan)
巻： 22  号： 379  ページ： 414-419  発行年： 2015年11月01日 
JST資料番号： F0275A  ISSN： 1345-3769  CODEN： JSIJFR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 家庭ごみの溶融スラグは,砂利などの代替として路盤材やセメント原料などに再利用されているが,溶融スラグにホウ酸を添加してガラス化させた後,酸に浸漬すると,スラグに含まれるリンの約6割が回収シリカに取り込まれることを見出した。本稿では,ガラス化させたスラグを酸処理した際の元素の溶出挙動に関する基礎的な検討結果とリンの回収に関する最近の研究成果について紹介する。脱リンスラグと下水処理汚泥に還元溶融法を適用して構成元素の分配挙動について調査した結果,添加物の種類や量によって,Pの分配率を制御することが可能であり,Pを金属相あるいはガラス相のいずれかに選択的に取り込むことが可能であれば,リサイクル手法の選択肢も大きく広がると考えられた。

シソーラス用語： *溶融スラグ ,  酸処理 ,  ガラス転移 ,  有用物質回収 ,  溶出 ,  *リサイクル ,  下水処理 ,  MASNMR ,  ICP-AES分析 ,  酸化チタン ,  酸化リン ,  分離 ,  溶融還元法 ,  *家庭ごみ ,  下水汚泥
準シソーラス用語： 下水スラッジ ,  ガラス化 ,  *リサイクル工程 ,  リン回収

分類 (1件)： スラッジ処理・処分  (SC05050K)

引用文献 (9件)：

• T. Nanba, Y. Kuroda, S. Sakida, Y. Benino, J. Ceram. Soc. Japan, 117, 1195-1198 (2009).
• K. Omura, S. Sakida, Y. Benino, T. Nanba, J. Asian Ceram. Soc., 1, 108-113 (2013).
• 梅田浩生,岡山大学修士論文(2015).
• 大村昂平,岡山大学修士論文(2013).
• 大庭康弘,岡山大学修士論文(2015).

タイトルに関連する用語 (7件)： 環境 ,  無機材料 ,  ガラス ,  性質 ,  リサイクル ,  プロセス ,  開発