文献

J-GLOBAL ID：201502247369313198   整理番号：15A0205880

長期安定性に優れたプレーナ型高輝度単一光子光源の開発

著者 (1件)： 熊野英和 (北大 電子科研)
資料名： 村田学術振興財団年報  (Annual Report of the Murata Science Foundation)
号： 28  ページ： 428-436  発行年： 2014年12月 
JST資料番号： L5491A  ISSN： 0919-3383  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 光子源は量子鍵配送の重要デバイスである。半導体量子ドット(QD)を基にした非古典的単一光子源(SPS)は,従来利用されてきた弱いコヒーレントパルス(WCP)を凌ぐ利点を持つ。一方で,実用上の通信速度を得るには,高い光子取出し効率の実現が重要となる。WCPを凌ぐには10%の効率を超えるSPSが必要とされる。ここでは,量子ドット-単一モードファイバ結合一体光源の作製を目的に,半導体量子ドットからの光子取り出し効率を向上させる銀微小柱状光子反射器を作製した。このロバストプレーナ構造によって,光ファイバと単一光子源を効率的に結合させた。このナノ作製の構造設計とプロセスの最適化によって25%に上る高い光子取出し効率を実現した。また,多光子発生がWCPの1/333に抑制されることが確認された。

シソーラス用語： *光源 ,  鍵配送 ,  量子ドット ,  微細構造 ,  ナノ構造 ,  反射器 ,  銀 ,  単一モードファイバ ,  結合 ,  効率 ,  *光通信
準シソーラス用語： マイクロピラー ,  光結合 ,  光取出し効率 ,  *単一光子源 ,  量子鍵配送

分類 (2件)： 光通信方式・機器  (ND10000B) ,  量子光学一般  (BD04010X)

タイトルに関連する用語 (5件)： 長期安定性 ,  プレーナ ,  高輝度 ,  単一光子 ,  開発