文献

J-GLOBAL ID：201502266620363013   整理番号：15A0678441

河道内植生の根系がもたらす土砂緊縛効果に関する基礎的研究

A FUNDAMENTAL STUDY ON THE INHIBITORY EFFECTS OF SEDIMENT TRANSPORT BY ROOT SYSTEMS IN RIVER CHANNEL

著者 (5件)： 永多朋紀 (寒地土木研究所 寒地河川チーム) ,  渡邊康玄 (北見工業大学 社会環境工学科) ,  井上卓也 (寒地土木研究所 寒地河川チーム) ,  安田浩保 (新潟大学 災害・復興科学研究所) ,  伊藤丹 (寒地土木研究所 寒地河川チーム)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 70  号： 4  ページ： I.973-I.978 (J-STAGE)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,全国各地で河畔林の樹木化が顕在化しており,河川環境は大きく変化してきた。過度に進行した樹林化は,洪水時の流下阻害を招くほか,流況を単調化させ,水生生物の生息環境を大きく変化させる可能性があり,治水面のみならず,生態系への影響も懸念される。河道変化の誘因として,様々な要因が挙げられるが,樹林化に至るプロセスやその決定的な要因は,十分明らかにはなっていない。本研究では,根系を短繊維で様式化した移動床水理模型実験を行い,繊維物質が土砂に混入した際の砂粒子の移動抑制効果を,流砂量の変化から,定量的に評価した。また,砂粒子が短繊維から受ける抵抗力を直接計測することは困難なため,ここでは,定量的に計測が可能な流砂量を用いて,その効果を測ることとした。実験の結果,河床材料に繊維状の物質が混入することで,その混合率に応じて,流砂量が変化することが分かった。

シソーラス用語： 管理 ,  森林 ,  河川環境 ,  水生生物 ,  生息環境 ,  模型試験 ,  水理学 ,  河床物質 ,  移動床 ,  *河道 ,  変化 ,  *植生 ,  *拘束 ,  *移動 ,  *砂 ,  土壌
準シソーラス用語： 移動床水理模型実験 ,  河床材料 ,  河川管理 ,  河道変化 ,  河畔林 ,  *土砂移動拘束

分類 (2件)： 河川工事  (RC12030X) ,  植物学一般  (EH01010R)

タイトルに関連する用語 (6件)： 河道 ,  植生 ,  根系 ,  土砂 ,  緊縛 ,  基礎的研究