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J-GLOBAL ID：201502282648724270   整理番号：15A0699539

フェロセニルチオカルボニル基を有する化合物の合成とその光吸収特性

著者 (3件)： 三宅秀明 (山口大 大学院) ,  田嶋智之 (岡山大 大学院) ,  高口豊 (岡山大 大学院)
資料名： 日本化学会講演予稿集  (日本化学会春季年会講演予稿集)
巻： 95th  号： 4  ページ： 1334  発行年： 2015年03月11日 
JST資料番号： S0493A  ISSN： 0285-7626  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： チオカルボニル基はHOMO-LUMOギャップが小さく,n-π*遷移に由来する光吸収特性を示す興味深い官能基である。そこで今回我々は,π共役系にチオカルボニル基を導入し,その光吸収特性について検討を行うこととした。チオケトンの保護基としては,ある程度かさ高く電子供与性の高いフェロセニル基を選択した。塩化ベンゾイルに対して塩化アルミニウムを作用させた後,フェロセンを作用させることで,フェロセニルフェニルケトンを収率75%で得た。得られた化合物にローソン試薬を作用させることで,対応するチオケトンを収率49%で得た。得られた化合物の紫外可視吸収スペクトルを測定し,その特性について知見を得た。(著者抄録)

シソーラス用語： *フェロセン誘導体 ,  化学合成 ,  *チオケトン ,  芳香族化合物 ,  紫外可視吸収スペクトル

分類 (2件)： 有機鉄化合物  (CF09056D) ,  錯体の可視・紫外スペクトル  (BM08086X)

タイトルに関連する用語 (1件)： 光吸収特性