抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文で筆者らは,上昇調の終助詞ネがノダ文と非ノダ文に付く場合の意味機能の異なりについて論じた。本研究で,聞き手が直接確認できない情報に上昇調ネが用いられる場合,その情報はノダ文で表され,ネの機能は確認の要求とはならず,認識共有となる傾向があることを明らかにした。ネが下降調や平坦の場合には傾向が異なる可能性があり音調を変え検討する必要がある。また,聞き手が直接確認できる情報に上昇調ネが用いられる場合,ネは確認要求となる傾向があることを明らかにした。これまで終助詞ネは音調により機能が変わることが指摘されてきたが,話者が聞き手の認識をどのように想定するかによっても,ネの機能が変化することを明らかにした。