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J-GLOBAL ID：201602217132769520   整理番号：16A0275027

楕円曲線暗号解読におけるDynamic DNSを用いた解読成功判定

Successful Attack Detection of Elliptic Curve Cryptography with Dynamic DNS

著者 (3件)： 三好俊介 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  山井成良 (東京農工大) ,  野上保之 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2016  号： IOT-32  ページ： 2016-IOT-32(32) (WEB ONLY)  発行年： 2016年02月25日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 楕円曲線暗号は今日広く用いられている暗号方式である。楕円曲線暗号の効率的な解読方法としてPollardのRho法がある。この方法では与えられた楕円曲線上の有理点を次々に生成し,これまでに生成したものと同じ有理点が発見された場合に解読に成功したと判定するため,生成する膨大な有理点を記憶するためには膨大な記憶領域を必要とする。しかし,1台の計算機で利用可能な記憶領域には限界があるため,生成した有理点は分散して記憶する必要がある。そこで我々はDNSを一種の大規模分散データベースとして使用し,Dynamic DNS機能を用いて有理点を登録する方法を用いた。本稿ではその方法や性能について述べる。(著者抄録)

シソーラス用語： *公開鍵暗号 ,  *攻撃行動 ,  番地指定方式 ,  問題 ,  記憶容量 ,  分散データベース ,  暗号理論 ,  *サイバー攻撃
準シソーラス用語： DNS【インターネット】 ,  メモリ容量 ,  *攻撃【情報】 ,  *楕円曲線暗号 ,  離散対数問題

分類 (2件)： 符号理論  (ND02030R) ,  データ保護  (JD01020V)

引用文献 (11件)：

• J. Pollard, “Monte Carlo Methods for Index Computation (mod p),” Math. Comp, vol. 32, pp. 918-924, 1978.
• P. Mockapetris: DOMAIN NAMES - CONCEPTS AND FACILITIES, RFC1034, IETF, 1987.
• P. Mockapetris: DOMAIN NAMES - IMPLEMENTATION AND SPECIFICATION, RFC1035, IETF, 1987.
• P. Vixie (ed), S. Thomson, Y. Rekhter, J. Bound: Dynamic Updates in the Domain Name System (DNS UPDATE), RFC2136, IETF, 1997.
• 三好俊介,野上保之,山井成良:“楕円曲線暗号における DNS を用いた衝突判定”,電子情報通信学会第36回情報理論とその応用シンポジウム (SITA2013) 予稿集 (CD-ROM),発表番号 1.4.1,pp.51-54,2013年11月.

タイトルに関連する用語 (4件)： 楕円曲線暗号 ,  解読 ,  DNS ,  成功