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J-GLOBAL ID：201602265937634252   整理番号：16A0978145

長尺工作物の円筒トラバース研削における形状精度の改善 工作物の弾性変形を考慮したトラバース速度の制御

著者 (7件)： 大西孝 (岡山大 大学院) ,  小谷拓也 (岡山大 大学院) ,  小谷拓也 (シギヤ精機製作所) ,  坂倉守昭 (大同大) ,  大橋一仁 (岡山大 大学院) ,  高島哲平 (岡山大 大学院) ,  塚本真也 (中国職業能力開発大)
資料名： 砥粒加工学会誌  (Abrasive Technology)
巻： 60  号： 10  ページ： 551-556  発行年： 2016年10月01日 
JST資料番号： L0473A  ISSN： 0914-2703  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 円筒トラバース研削においては,研削中に工作物へ研削抵抗の作用する点が軸方向へ移動する。したがって,とくに剛性の低い長尺工作物においては,研削抵抗により工作物が弾性変形することで精度の悪化が懸念される。一般的に工作物の形状精度を確保するために振れ止めが使用されるものの,振れ止めの最適な使用方法については研究がなされておらず,技能者の経験により設置されているのが現状である。そこで本研究では,振れ止めを使用することなく,剛性の低い工作物の精度を向上させることを目的として,加工中に工作物の弾性変形量が一定となるようなトラバース速度の制御を試みた。最適なトラバース速度を決定するために,トラバース速度と背分力の関係を事前に測定し,工作物の弾性変形量が一定となるような背分力を算出した。比較的弾性変形が生じやすい工作物の中央部でトラバース速度を減じることで,精度の改善は可能であることが確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： 長尺物 ,  *工作物 ,  *研削 ,  *研磨 ,  弾性変形 ,  運動 ,  軸方向 ,  抵抗 ,  *工作精度 ,  *形状精度 ,  振れ ,  速度制御 ,  速度 ,  移動 ,  力 ,  剛性 ,  円筒研削盤 ,  実験 ,  加工条件
準シソーラス用語： *トラバース研削 ,  *トラバース速度 ,  移動速度 ,  *円筒研削 ,  横行【運動】 ,  研削実験 ,  研削抵抗 ,  背分力

分類 (1件)： 研削  (QC03000R)

引用文献 (7件)：

• 1) 稲城正高,米山猛:設計者に必要な加工の基礎知識,日刊工業新聞社,(1999) 139.
• 2) K. KOUNOSU: Characteristics of Pneumatic Workrest, J. Jpn. Precis. Eng., 56, 9 (1990) 1717 (in Japanese).
• 3) K. KOUNOSU: Intermittent Grinding Phenomena (IGP) in Cylindrical Traverse Grinding, J. Jpn. Precis. Eng., 50, 8 (1984) 1267 (in Japanese).
• 4) T. Onishi, T. Kodani, K. Ohashi, M. Sakakura and S. Tsukamoto: Grinding Study on the Shape Error in the Cylindrical Traverse Grinding of a Workpiece with High Aspect Ratio, Advanced Materials Research, 1017 (2014) 78.
• 5) 塚本真也,大橋一仁,藤原貴典:研削加工の計測技術,養賢堂,(2005) 33.

タイトルに関連する用語 (6件)： 長尺 ,  工作物 ,  トラバース研削 ,  形状精度 ,  弾性変形 ,  トラバース