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J-GLOBAL ID：201602280517164341   整理番号：16A0690545

将来の気候変動と稲作の総合生産性-マルムクィスト生産性指数で計測した稲作の全要素生産性に対する影響要因-

著者 (2件)： 國光洋二 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  工藤亮治 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研)
資料名： 国際農業研究叢書  (JIRCAS International Agriculture Series)
号： 24  ページ： 81-102  発行年： 2016年03月15日 
JST資料番号： J1221A  ISSN： 1341-3899  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,マルムクィスト生産性指数で計測した稲作の全要素生産性に対する影響を,次の項目に沿って記述した。1)稲作の総合的な生産性(TFP)の地域別の動向をマルムクィスト指数により定量化した上で,このTFPを目的変数とし,気候要因と社会経済要因を説明変数とする回帰式を38都道府県の1979年から2010年までの31年間のパネルデータを用いて推定した,2)分析の方法(稲作のTFPの計測,TFPに対する影響要因関数),3)分析結果(地域別のTFPの動向,TFPの変動に影響する要因,将来のTFPの予測),である。

シソーラス用語： *気候変動 ,  *水稲 ,  *生産性 ,  *因子分析 ,  効率 ,  指数 ,  地域差 ,  日本 ,  経時変化
準シソーラス用語： パネルデータ ,  *稲作 ,  影響要因 ,  気候要因 ,  社会経済的因子 ,  *農業生産性

分類 (3件)： 環境問題  (SA01020V) ,  稲作  (FC03020C) ,  統計的品質管理  (KB04030W)

引用文献 (13件)：

• Fare, R., Grosskoph, S., and Lovell, C. A. K. (eds) (1994) Production Frontiers, Cambridge University Press.
• 河津俊作・本間香貴・堀江武・白岩立彦(2007)「近年の日本における稲作気象の変化とその水稲収量・外観品質への影響」『日本作物学会記事』76(3),423-432.
• K-1 Model Developers (2004) K-1 coupled model (MIROC) description. Hasumi, H. and Emori, S. (eds) K-1 Technical Report 1, Center For Climate System Research, University of Tokyo, Kashiwa, Japan, 1-34.
• 工藤亮二・増本隆夫・堀川直紀・吉田武郎・皆川裕樹(2013)「全国水田水利システムの構築と気候変動に対するマクロ的影響評価事例」『2013年農業農村工学会大会講演会概要集』,56-57.
• 内閣府(2010)季刊国民経済計算,144,61-69.

タイトルに関連する用語 (6件)： 気候変動 ,  稲作 ,  総合 ,  計測 ,  全要素生産性 ,  影響要因