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J-GLOBAL ID：201702238630646704   整理番号：17A1014183

鹿児島県における2016年1月寒波の植物への影響

著者 (11件)： 相場慎一郎 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  冨山清升 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  川西基博 (鹿児島大 教育) ,  福元しげ子 (鹿児島大 総合研究博物館) ,  上村文 (鹿児島大 総合研究博物館) ,  遠城道雄 (鹿児島大 農 農場) ,  築地新光子 (鹿児島市水族館公社) ,  宮本旬子 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  落合晋作 (鹿児島市平川動物公園) ,  永榮大樹 (鹿児島市平川動物公園) ,  前田芳之 (芳華園)
資料名： Nature of Kagoshima  (Nature of Kagoshima)
巻： 43  ページ： 461-464  発行年： 2017年05月30日 
JST資料番号： L8296A  ISSN： 1882-7551  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2016年1月24日から25日にかけて西日本を寒波が襲い,鹿児島県でも各地で気温が氷点下となった.気象庁の観測では,鹿児島市で最低気温-5.3°Cが記録された。本研究では,2016年10月以降の鹿児島県内各地における植物の寒波被害と回復状況について報告した。寒波以降に植えられた植物だけでなく自生の植物も大きな被害を受けた。自然分布が九州南部以南である種のうち,県本土で栽培または自生していた植物のうち,アダンは枯死し,メヒルギは場所によって被害の程度が異なった。一方,イジュ,クスノハカエデ,クスノハガシワは被害を受けず,前2種については植栽地からの種子散布による稚樹の定着も見受けられた。

シソーラス用語： 鹿児島県 ,  *異常気象 ,  *植物被害 ,  原地性 ,  耐寒性 ,  枯死
準シソーラス用語： *寒波 ,  自生群集

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  植物に対する影響  (EE04030Z)

引用文献 (8件)：

• 中西弘樹.1994.種子はひろがる.平凡社,東京.255pp.
• 中西弘樹.2016.グンバイヒルガオ群落の北限自生地(長崎県)での生育状況.漂着物学会誌,14:1-3.
• 酒井 昭.1977.日本の常緑及び落葉広葉樹の耐凍性.低温科学.生物篇,35:15-43.
• 酒井 昭.1978.花木及び緑化樹の耐凍性.園芸学会雑誌, 47:248-260.
• Sakai, A. and Larcher, W. 1987. Frost survival of plants. Springer-Verlag, Berlin. x + 321 pp.

タイトルに関連する用語 (3件)： 鹿児島 ,  寒波 ,  植物