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J-GLOBAL ID：201802224522641248   整理番号：18A0698374

電子指紋符号における結託攻撃の戦略推定

Estimation of Collusion Strategy for Fingerprinting Codes

著者 (3件)： 安井達哉 (岡山大 工) ,  栗林稔 (岡山大 工) ,  舩曵信生 (岡山大 工)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 476(EMM2017 77-93)  ページ： 17-22  発行年： 2018年02月26日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： Tardos符号やNuida符号等の確率的に構成される電子指紋符号に対して,結託者を検出するための最適な検出器が提案されている。結託攻撃を受けた符号語である不正符号語と各ユーザの符号語との相関をスコアとして求め,スコアがしきい値を超えたユーザを不正者として検出する仕組みである。しかし,最適なスコア計算を行うためには,不正符号語を作成するために用いた結託攻撃戦略と結託者の人数の情報が不可欠である。本研究では,最適なスコア計算を行うために,不正符号語から結託攻撃戦略と結託者数を推定する推定器を提案する。攻撃戦略推定では,不正符号語から観測された“0”と“1”のシンボルの偏りを利用して,事前に求めた戦略ごとの偏りパターンを比較して,最も似ている戦略を特定する。結託者数の推定では,想定される攻撃戦略との総組み合わせパターンから,最も近いものを探索する。計算機シミュレーションの結果,高い精度で攻撃戦略の推定に成功した。また,検出性能も最適な検出器の理想的な検出性能に近い性能が得られた。(著者抄録)

シソーラス用語： *指紋 ,  *検出器 ,  攻撃行動 ,  *コンピュータセキュリティ ,  推定 ,  符号 ,  追跡 ,  犯罪 ,  計算機シミュレーション ,  性能評価 ,  確率分布 ,  耐性 ,  *符号理論
準シソーラス用語： 電子指紋符号 ,  電子指紋 ,  結託攻撃 ,  推定器 ,  符号語 ,  不正者追跡 ,  攻撃耐性

分類 (2件)： データ保護  (JD01020V) ,  符号理論  (ND02030R)

引用文献 (13件)：

• D. Boneh and J. Shaw, ′′Collusion-secure fingerprinting for digital data,′′ IEEE Trans. Inform. Theory, vol.44, pp.1897-1905, 1998.
• G. Tardos, ′′Optimal probabilistic fingerprint codes,′′ Proc. STOC 2003, pp.116-225, 2003.
• K. Nuida, M. Hagiwara, H. Watanabe, and H. Imai, ′′Optimization of Tardos's fingerprinting codes in a viewpoint of memory amount,′′ Proc. IH 2007, LNCS, vol.4567, pp.279-293, Springer, Heidelberg, 2008.
• K. Nuida, S. Fujitu, M. Hagiwara, T. Kitagawa, H. Watanabe, K. Ogawa, and H. Imai, ′′An improvement of discrete Tardos fingerprinting codes,′′ Designs, Codes and Cryptography, vol.52, no.3, pp.339-362, 2009.
• B. ?kori?, S. Katzenbeisser, and M. Celik, ′′Symmetric Tardos fingerprinting codes for arbitrary alphabet sizes,′′ Designs, Codes and Cryptography, vol.46, no.2, pp.137-166. 2008.

タイトルに関連する用語 (5件)： 電子指紋 ,  符号 ,  結託攻撃 ,  戦略 ,  推定