文献

J-GLOBAL ID：201802234404844750   整理番号：18A0914823

フライアッシュのガラス組成がポゾラン反応性に及ぼす影響

EFFECT OF GLASS COMPOSITION ON POZZOLANIC REACTION OF FLY ASH

著者 (4件)： 目黒貴史 (新潟大学 大学院自然科学研究科環境科学専攻(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)) ,  小柳秀光 (新潟大学 大学院自然科学研究科環境科学専攻(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)) ,  佐伯竜彦 (新潟大学 工学部建設学科(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)) ,  斎藤豪 (新潟大学 工学部建設学科(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050))
資料名： セメント・コンクリート論文集(Web)  (Cement Science and Concrete Technology (Web))
巻： 71  号： 1  ページ： 24-31(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1105A  ISSN： 2187-3313  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： フライアッシュのポゾラン反応性を基礎的に検討するために,フライアッシュに水酸化カルシウムを添加し練混ぜ水のpHを調整したフライアッシュ-水酸化カルシウムペースト(FA-CHペースト)を用いてフライアッシュの反応率を測定した。ポゾラン反応では早期にAl₂O₃が溶出することから,フライアッシュのガラス組成中におけるAl₂O₃及び網目修飾酸化物と,ポゾラン反応性の関係について検討した。ポゾラン反応性の指標として,両性酸化物であるAl₂O₃が網目修飾酸化物として作用する5配位Al及び6配位Alとして存在し得る電荷バランスの理論に基づいた式を参考に,比表面積も考慮した網目修飾酸化度M_Gの適用性について検討した。その結果,M_Gと本研究で用いたFA-CHペースト中のフライアッシュ反応性には高い相関がみられた。また,フライアッシュ混和セメントペーストを用いた既往の研究にM_Gを適用した結果,ガラス組成から算出したM_Gが大きいほど反応性が高くなる傾向が得られたことから,M_Gはポゾラン反応性を評価する指標となる可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *フライアッシュ ,  コンクリート ,  コンクリート混和材 ,  *ポゾラン反応 ,  水酸化カルシウム ,  比表面積 ,  ガラス構造 ,  反応促進剤 ,  転化率 ,  pH【水素イオン指数】 ,  *反応速度 ,  酸化アルミニウム
準シソーラス用語： 反応率

著者キーワード (12件)： フライアッシュ ,  ポゾラン反応 ,  ガラス構造 ,  網目修飾酸化度 ,  Al配位数 ,  pH ,  Fly ash ,  Pozzolanic reaction ,  Glass structure ,  Degree of network modifying oxide ,  Coordination number of Al ions ,  pH

分類 (2件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H) ,  セメントの性質・分析  (YC05040F)

タイトルに関連する用語 (3件)： フライアッシュ ,  ガラス組成 ,  ポゾラン反応