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J-GLOBAL ID：201802260519986236   整理番号：18A0360138

アルカリ金属を用いた光学式磁界センサによる交流磁界分布の投影-ミラーアレイデバイスを用いた高解像イメージの取得-

Optical projection of AC magnetic field by using alkali metal atoms-High-resolution imaging by use of a digital micro-mirror device-

著者 (4件)： 田上周路 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  豊田啓孝 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  藤森和博 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  深野秀樹 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 117  号： 384(EMCJ2017 88-104)  ページ： 19-23  発行年： 2018年01月11日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 「磁界分布の可視化」は,電磁波における交流磁界成分の信号やノイズをパターン認識的に空間評価することが可能となるため,産業分野において大きな意義を有する。本研究では,測定磁界に対して非侵襲な光学式磁界センサを用いて,二次元磁界分布の光学投影による画像化を実施した。磁界分布画像を得る新規手法としてミラーアレイデバイスを用い,ミラーの走査によって10mm角の領域をサブミリメートルの分解能で画像化した。ヘルムホルツコイルから空間的に均一な交流磁界の画像化を行い,均一なセンサの出力分布の画像化に成功した。また,センサ横に配置した金属線に交流電流を流すことで生じる交流磁界分布の画像化を行い,得られたセンサの出力分布の減衰曲線は理論曲線とよく一致した。本手法を用いることで機器から生じる交流磁界の高精細な空間評価が可能となる。(著者抄録)

シソーラス用語： *磁気センサ ,  磁場 ,  *分布 ,  パターン認識 ,  反射鏡 ,  交流
準シソーラス用語： *磁界センサ ,  磁界 ,  *磁界分布 ,  ミラーアレイ

分類 (2件)： 電磁気学一般  (BD01020N) ,  電波伝搬一般  (ND05010Q)

引用文献 (8件)：

• 加藤佳仁, 鈴木敬久, “ファラデー素子を利用した磁気光学センサの基礎特性”, 電子情報通信学会技術研究報告, EMC-17-77, pp.53-56, 2017.
• M. Kinoshita and M. Ishii, “Electromagnetic Field Sensor Based on Atomic Candle,” IEEE Trans. Instrum. Meas., vol. 66, no. 6, pp. 1592-1597, June, 2017.
• A. Wickenbrock, N. Leefer, J. W. Blanchard, and D. Budker, “Eddy current imaging with an atomic radio-frequency magnetometer,” Appl. Phys. Lett., vol. 108, 183507, 2016.
• C. Deans, L. Marmugi, S. Hussain, and F. Renzo, “Electromagnetic induction imaging with a radio-frequency atomic magnetometer,” Appl. Phys. Lett., vol. 108, 103503, 2016.
• S. Colombo, V. Lebedev, A. Tonyushkinb, Z. D. Gruji?, V. Dolgovskiy, A. Weis, “Towards a mechanical MPI scanner based on atomic magnetometry,” Int. J. on Magn. Part. Imag., vol 3, no 1, 1703006, 2017.

タイトルに関連する用語 (10件)： アルカリ金属 ,  光学 ,  磁界センサ ,  交流 ,  磁界分布 ,  投影 ,  ミラー ,  アレイ ,  高解像 ,  イメージ