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J-GLOBAL ID：201802282015398347   整理番号：18A1050893

微粒子を利用した疎水性粉体の水への分散技術の開発

Development of Techniques for Dispersion of Hydrophobic Powder in Water Using Particles

著者 (1件)： 山本徹也 (名古屋大 大学院工学研究科)
資料名： ホソカワ粉体工学振興財団年報(Web)  (Hosokawa Powder Technology Foundation Annual Report (Web))
号： 25  ページ： 113-118 (WEB ONLY)  発行年： 2018年05月25日 
JST資料番号： U0189A  ISSN： 2189-4663  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では疎水性粉体であるカーボンナノチューブ(CNT)表面を高分子微粒子でin-situ被覆し,水中へ分散する技術を開発した。CNT表面に水和層を形成するために,N-ビニルアセトアミドで被覆し,立体反発効果で水中での分散安定性を確保した。つぎに,静電的な相互作用を利用し,正帯電のポリメタクリル酸メチル(PMMA)微粒子を吸着させた。これらのポリマーはソープフリー乳化重合により合成した。表面修飾したCNTの水和層とPMMA微粒子の静電相互作用によりin-situ吸着技術の開発に成功した。さらにCNT複合高分子粒子を合成する方法を開発し,その力学物性を評価した。CNTの表面は混酸処理により親水性を付与した。このCNTとベンジルメタクリレートモノマーによりピッカリングエマルジョンを調製した。CNTの表面帯電により複合微粒子のサイズを制御した。未処理のCNTをモノマー中に分散させておき,CNT内包型複合高分子微粒子を合成し,その力学物性を向上することに成功した。(著者抄録)

シソーラス用語： *カーボンナノチューブ ,  分散化 ,  水 ,  表面改質 ,  斥力 ,  ポリメタクリル酸メチル ,  静電相互作用 ,  被覆 ,  乳濁液 ,  親和性
準シソーラス用語： Pickeringエマルション

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  コロイド化学一般  (CB11010C)

物質索引 (1件)： N-ビニルアセトアミド

タイトルに関連する用語 (5件)： 微粒子 ,  疎水性 ,  粉体 ,  水 ,  開発