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J-GLOBAL ID：201902224218588407   整理番号：19A1036068

雑音環境における電子指紋符号に対する結託攻撃の攻撃戦略推定

Estimation of Collusion Strategy for Fingerprinting Codes under Noisy Environment

著者 (3件)： 安井達哉 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  栗林稔 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  舩曵信生 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 118  号： 494(EMM2018 91-115)(Web)  ページ： 83-88 (WEB ONLY)  発行年： 2019年03月06日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 結託攻撃に耐性のある電子指紋符号に対して,結託者を検出するための最適な検出器が提案されている.しかし,この検出器を用いた検出には,結託攻撃の攻撃戦略と結託者数の人数の情報が必要となる.従来研究では,観測された不正符号語から結託攻撃の戦略を推定し,検出器に適用することで最適な検出器に近い性能を達成している.しかし,提案された推定器は雑音環境を想定しておらず,実際に電子指紋符号を運用するのであれぼ,雑音環境での評価は必須である.本研究では,雑音環境下においても最適な検出を行うために,雑音環境に対応した戦略推定器を提案する.符号語のシンボルの頻度分布から,雑音が付加される前の元のシンボル“0”と“1”の割合を確率的に求め,戦略推定器に応用する.計算機シミュレーシンの結果,戦略推定器によって,雑音環境下においても最適な検出器に最も近い性能を有する検出器を実現できることが確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： *音環境 ,  *指紋 ,  *行為 ,  分布 ,  推定 ,  検出器
準シソーラス用語： *結託攻撃 ,  *雑音環境 ,  *電子指紋 ,  頻度分布 ,  符号語

分類 (1件)： データ保護  (JD01020V)

引用文献 (16件)：

• D. Boneh and J. Shaw, “Collusion-secure fingerprinting for digital data,” IEEE Trans. Inform. Theory, vol.44, pp.1897-1905, 1998.
• G. Tardos, “Optimal probabilistic fingerprint codes,” Proc. STOC 2003, pp.116-225, 2003.
• K. Nuida, M. Hagiwara, H. Watanabe, and H. Imai, “Optimization of Tardos’s fingerprinting codes in a viewpoint of memory amount,” Proc. IH 2007, LNCS, vol.4567, pp.279-293, Springer, Heidelberg, 2008.
• K. Nuida, S. Fujitu, M. Hagiwara, T. Kitagawa, H. Watanabe, K. Ogawa, and H. Imai, “An improvement of discrete Tardos fingerprinting codes,” Designs, Codes and Cryptography, vol.52, no.3, pp.339-362, 2009.
• B. Škorić, S. Katzenbeisser, and M. Celik, “Symmetric Tardos fingerprinting codes for arbitrary alphabet sizes,” Designs, Codes and Cryptography, vol.46, no.2, pp.137-166. 2008.

タイトルに関連する用語 (7件)： 雑音環境 ,  電子指紋 ,  符号 ,  結託攻撃 ,  攻撃 ,  戦略 ,  推定