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J-GLOBAL ID:201902263009305119   整理番号:19A0958000

レイヤー初生ヒナへの飼料給与開始の遅延が適温および暑熱環境下での産卵成績と卵質に及ぼす影響

Effects of Delayed Feeding on the Performance of Laying Hens Rraised under Thermoneutral and High Ambient Temperature Conditions
著者 (9件):
資料名:
巻: 56  号: J1  ページ: J1-J6  発行年: 2019年04月25日 
JST資料番号: L4728A  ISSN: 0029-0254  CODEN: NKKGAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,レイヤー初生ヒナへの飼料の給与開始日齢がレイヤーの産卵開始時期,産卵成績,および卵質に及ぼす影響を調べた。また,飼料給与の開始日齢が暑熱環境下での産卵成績および卵質に及ぼす影響も併せて調べた。20羽の0日齢ジュリアライト雌ヒナを2区に分け,飼料給与を0日齢から開始した対照区と,2日齢から開始した遅延区を設定した。全個体の産卵率が安定した161日齢から1週間の産卵成績を24±1°Cの適温条件下で調べた。続いて,産卵成績が同等となるように各区をさらに2群に分け,片方の群に暑熱感作(1日あたり32±1°Cで8時間)を行った。その後2週間の産卵率,産卵重量,ならびに卵質を評価し,182日齢で解体した。飼料給与の開始日齢は,育成期間中の体重に有意な影響を与えたが,産卵開始日齢および産卵開始時の体重には影響を与えなかった。飼料給与の開始日齢および暑熱感作は,産卵重量,産卵率,飼料要求率には影響しなかったが,卵形係数,卵殻厚,卵殻重量,卵殻密度を有意に低下させた。さらに,卵殻重量には飼料給与の開始日齢と暑熱感作との交互作用が認められた。また,飼料給与の開始日齢は,血漿中の25-ヒドロキシビタミンD3濃度を低下させ,大腿骨中のカルシウム含量を有意に減少させた。一方,暑熱感作は,血漿中の25-ヒドロキシビタミンD3量には影響しなかったが,大腿骨中のカルシウム含量を有意に減少させた。さらに,血漿中の25-ヒドロキシビタミンD3量には,飼料給与の開始日齢と暑熱感作との交互作用が認められた。以上の結果より,2日齢以降に飼料の給与を開始すると,血漿中の25-ヒドロキシビタミンD3濃度の低下と卵殻重量の減少が起こることが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (2件):
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飼養管理  ,  鶏 
物質索引 (1件):
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引用文献 (21件):
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