抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究では,流域平均降雨量は変えずに降雨強度の空間分布のみが異なる複数ケースの模擬降雨を作成し,これを分布型流出モデルに入力することで降雨の空間分布が洪水ピーク流量に与える影響を分析した.また,分布型モデルより算出された計算値を模擬洪水と見なし,これを対象に集中型流出モデルのパラメータ同定することで降雨の空間的集中度の違いが集中型モデルのパラメータに与える影響を分析した.その結果,流域平均降雨量が同じでも局地的に強い降雨が発生しているケースほど,ピーク流量が増加することを示した.また,降雨の空間的集中度の違いに応じて集中型モデルのパラメータ値が変化することを示した.このことから,集中型流出モデルのパラメータを同定する際は,降雨の空間分布などの特性を考慮することが必要と考えられる.(著者抄録)