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J-GLOBAL ID：202002283618357600   整理番号：20A0515353

2018年7月西日本豪雨時の岡山県での降雨特性と旭川水系での洪水被害の調査解析

STATISTICAL ANALYSIS OF RAINFALL IN OKAYAMA PREFECTURE AND INVESTIGATION OF FLOOD DAMAGES IN THE ASAHI RIVER BASIN ATTRIBUTABLE TO THE HEAVY RAIN EVENT OF JULY 2018

著者 (7件)： 吉田圭介 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  前野詩朗 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  工藤亮治 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  近森秀高 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  赤穗良輔 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  小川修平 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科) ,  永田貴美久 (岡山大学大学院 環境生命科学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 75  号： 1  ページ： 172-183(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2018年7月に発生した西日本豪雨は岡山県内で甚大な被害をもたらした.本論文では統計解析,現地調査および数値シミュレーションを用いて,2018年7月豪雨時の岡山県全域での降雨特性,および旭川水系で生じた河川被害や旭川下流部での洪水流の特性を検討した.その結果,継続時間が24時間以上の降雨を対象にすると今次豪雨の規模は50年確率以上であることが分かった.また,本豪雨により旭川の県管理区間や砂川においては,越水や浸透崩壊により堤防が決壊したため,多数の住家が浸水した.さらに,今次豪雨と同規模の旭川下流部での既往洪水と比較した結果,豪雨直前に旭川 12kの分流部の改修が概ね完成していたことで,多くの水量が放水路である百間川へ分流したため,旭川下流の岡山市街地での浸水被害を未然に防いだ可能性が高いことが分かった.(著者抄録)

シソーラス用語： *豪雨 ,  岡山県 ,  *水害 ,  洪水 ,  河川 ,  統計解析 ,  現地調査 ,  シミュレーション ,  破壊 ,  浸水 ,  *降雨 ,  水位 ,  分流
準シソーラス用語： 旭川【河川】 ,  河川災害 ,  河川水位 ,  *洪水被害 ,  数値シミュレーション ,  *西日本豪雨 ,  堤防決壊

著者キーワード (4件)： rainfall characteristics ,  flood damages ,  Asahi River basin ,  Okayama prefecture

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (7件)：

• 1) 岡山地方気象台:平成30年7月3日から8日にかけての台風第7号と梅雨前線による大雨について,2018年7月10日.https://www.jma-net.go.jp/okayama/
• 2) Hosking, J. R. M. : L-Moments; analysis and estimation of distribution using linear combinations of order statistics, Journal of Royal Statistics Society, B, Vol. 52, No. 2, pp. 105-124, 1990.
• 3) 土木学会水理委員会:水理公式集[平成11年版], p. 8, 1999.
• 4) 高棹琢馬,宝馨,清水章:琵琶湖流域水文データの基礎的分析,京都大学防災研究所年報,Vol. 29, No. B-2, pp. 157-171, 1986.
• 5) 前野詩朗,渡辺敏,藤塚佳晃:簡易に得られる植物特性値を考慮した数値解析モデルの精度向上の提案,土木学会論文集,No. 803/II-73, pp. 91-104, 2005.

タイトルに関連する用語 (9件)： 西日本 ,  豪雨 ,  岡山 ,  降雨特性 ,  旭川 ,  水系 ,  洪水被害 ,  調査 ,  解析