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J-GLOBAL ID:202102241488004905   整理番号:21A0327889

「里地里山」保全・再生の政治生態学:タイの事例から

Political Ecology of SATOYAMA Conservation and Restoration: A Case Study in Thailand
著者 (1件):
資料名:
号: 34 12月  ページ: 594-600  発行年: 2020年12月 
JST資料番号: L5491A  ISSN: 0919-3383  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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この調査では,タイ北東部のブリラム県でのオオヅル復帰プロジェクトへの影響と,プロジェクトサイトの近隣の村の住民との協力について調査した。最近,タイは農村生活,生活様式,および生活様式の劇的な変化を経験し,自然環境の著しい劣化と生産景観における生物多様性の損失を引き起こした。このオオヅルの復帰プロジェクトは,地元の農地や集落の近隣で実施されたタイで最初の自然回復プロジェクトでした。プロジェクトサイトでは,地元の人々との協力が成功し,彼らはますます有機または化学物質を減らした水田栽培に取り組み,オオヅルを愛するようになった。しかし,有機または化学還元水田栽培のキーパーソンである村長と村人へのインタビューでは,次のことが明らかになった;1)プロジェクトは,事業の社会化および地域との共同開発に対する初期段階において,いかなる努力も行わなかった。2)有機または化学物質を減らした水田栽培への村人の取り組みは,復帰オオヅルの保護に貢献することを意図していなかった。その代り,水田に散布された除草剤による重大な健康問題に悩まされた後,多くの村民は,健康な生活環境を回復するために化学物質を使用しないことに決めた。3)オオヅルは村民の水田を損傷しなかった。したがって,オオヅルは村民の生活環境の回復のシンボルとして認識された。村民との協力におけるプロジェクトの成功は,このように偶然の幸運であった。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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自然保護 
引用文献 (10件):
  • 菊池直樹, 2006, 『蘇るコウノトリ : 野生復帰から地域再生へ』 東京大学出版会.
  • 菊池直樹, 2017, 『「ほっとけない」からの自然再生学 : コウノトリ野生復帰の現場』 京都大学学術出版会.
  • Office of Natural Resources and Environmental Policy and Planning (ONEP), Ministry of Natural Resources and Environment, Thailand. n.d. Master Plan for Integrated Biodiversity Management B.E. 2558-2564 (2015-2021).
  • SATOYAMAイニシャチブ国際パートナーシップ(IPCI)事務局, 2015, 『SATOYAMAイニシャチブ国際パートナーシップ(IPSI)行動計画(Plan of Action 2013-2-18)』 国連大学.
  • 髙田知紀, 2014, 『自然再生と社会的合意形成』 東信堂.
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