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J-GLOBAL ID：202102256598248170   整理番号：21A0850784

効率的な即時挙動把握に向けた最適観測点配置に関する基礎研究

BASIC STUDY ON OPTIMIZATION OF SENSOR PLACEMENTS FOR REAL TIME ALTERNATIVE SIMULATION

著者 (5件)： 庄司大河 (東北大学大学院 工学研究科 土木工学専攻) ,  大竹雄 (東北大学大学院 工学研究科 土木工学専攻) ,  茂野恭平 (新潟大学大学院自然科学研究科) ,  肥後陽介 (京都大学准教授 工学研究科 都市社会工学専攻) ,  村松正吾 (新潟大学教授 工学部 電気情報通信プログラム)
資料名： 土木学会論文集 A2(応用力学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A2 (Applied Mechanics) (Web))
巻： 76  号： 2  ページ： I_25-I_33(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U0102B  ISSN： 2185-4661  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 災害時における施設のレジリエンス性を高めるためには,対象施設の状況を即時に把握し,状況に適した合理的な対策を行うことが重要である.本研究では,数値解析で得られた時空間データに基づいて,限られた観測から対象全体の挙動を推測するモデルを提案すると共に,このモデルを効果的に機能させる観測点最適化手法を提案した.モデルは特異値分解によるデータの学習によって構築し,観測点の最適化には列ピボット選択を伴うQR分解を利用している.ここでは例題として,地震時の液状化による盛土の沈下過程の数値解析結果に対して適用した.ランダムな観測点からの推定精度と比較することにより,提案手法の有効性を示し,また最適化された観測点が数値解析の力学的特徴を反映していることを示した.(著者抄録)

シソーラス用語： *盛土 ,  土構造 ,  液状化 ,  軟弱地盤 ,  画像分析 ,  *観測網 ,  空間分布 ,  配置 ,  最適化 ,  水平変位 ,  過剰間隙水圧 ,  モード解析 ,  *耐震対策 ,  防災
準シソーラス用語： 液状化地盤 ,  最適配置

著者キーワード (8件)： optimal sensor placement ,  mode decomposition ,  reliability analysis ,  liquefaction ,  optimal sensor placement ,  mode decomposition ,  reliability analysis ,  liquefaction

分類 (1件)： 土圧,土の動的性質,地盤の応力と変形  (RA03060A)

引用文献 (42件)：

• ISO2394: General principles on reliability for structures, 2015.
• Bruneau, M., Chang, S. E., Eguchi, R. T., Lee, G. C., O’ Rourke, T. D., Reinhorn, A. M., Shinozuka, M., Tierney, K., Wallace, W. A. and von Winterfeldt, D.: A framework to quantitatively assess and enhance the seismic resilience of communities, Earthquake Spectra, Vol. 19, No. 4, pp. 733-752, 2003.
• 本田利器,秋山充良,片岡正次郎,橋良和,野津厚,室野剛隆:「危険耐性」を考慮した耐震設計体系ー試案構築 にむけての考察ー,土木学会論文集 A1 (構造・地震工学),Vol. 72, No. 4 (地震工学論文集第35巻), pp. I_459-I_472,
• 大竹雄,茂野恭平,渡邉慎也,肥後陽介,村松正吾:モード分解を用いた時空間の特徴抽出に基づく動的信頼性解 析法:有効応力動的解析への適用,土木学会論文集 C(地圏工学), Vol.76, No.2, pp.142-157, 2020.
• Otake, Y., Higo, Y., Shigeno, K., and Watanabe, S., : Validation of Numerical Analysis Based on Mode Decompo sition, Proceedings of the 7th International Symposium on Geotechnical Safety and Risk (ISGSR 2019), pp.679-684, 2019.

タイトルに関連する用語 (5件)： 挙動 ,  把握 ,  観測点 ,  基礎 ,  研究