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J-GLOBAL ID：202102258260575668   整理番号：21A0255318

IoT/ICTを活用した養殖漁業の高度化技術 自動観測ロボット船による養殖場観測のための航行経路探索システム

著者 (1件)： 佐賀亮介 (大阪府大 大学院人間社会システム科学研究科)
資料名： システム/制御/情報  (システム制御情報学会誌)
巻： 65  号： 1  ページ： 21-26  発行年： 2021年01月15日 
JST資料番号： G0902A  ISSN： 0916-1600  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・本稿は,筆者らの研究チームが取り組んでいる,四胴ロボット船のような小型自動観測船を複数使用した状況における観測点の巡回を対象とした,効率的な航行経路を生成するシステムについて解説。
・本問題は時間依存の組合せ最適化問題の一つである複数巡回セールスマン問題(TDMTSP)における多目的最適化問題と見なすことが可能。
・本システムでは,海面風浪情報,情報採取点の位置情報,および海面障害物の範囲,および自動運航船の数を入力とし,現在の状況における最適航行経路を生成。
・本研究はいまだ基礎研究の段階であり,システムの実用性のためには,より多くの問題が存在するので,それらの点について列挙。

シソーラス用語： インターネット ,  情報技術 ,  通信技術 ,  養殖 ,  *栽培漁業 ,  *航洋船 ,  経路探索 ,  巡回セールスマン問題 ,  *障害物回避 ,  *遺伝的アルゴリズム ,  ロボット ,  衝突回避 ,  海洋環境 ,  安全性 ,  電力消費
準シソーラス用語： IoT ,  ICT ,  養殖漁業 ,  高度化 ,  自動観測ロボット ,  *自動観測ロボット船 ,  *航行経路探索

分類 (3件)： 水産増養殖一般  (FH04010N) ,  その他の特殊船  (QJ05023V) ,  その他のオペレーションズリサーチの手法  (KA03070E)

引用文献 (14件)：

• [1] 水産庁: 平成29 年度水産白書, pp. 42-65 (2017)
• [2] 吉田, 清水, 平山, 有馬, 池田: 自動運航船の開発に関する基礎研究(第一報); 日本船舶海洋工学会講演会論文集, 第22 号, pp. 335-340 (2016)
• [3] 二瓶, 中田, 原, 原田, 佐賀: 四胴ロボット船によるカキ養殖場での水質自動計測; 日本船舶海洋工学会講演会論文集, Vol. 28, pp. 133-136 (2019)
• [4] 辻本, 内藤: 実海域における船舶の性能評価に関する研究: 船速, 燃料消費量, 主機馬力について; 関西造船協会誌, Vol. 229, pp. 69-78 (1998)
• [5] S. Shamshirband, M. Shojafar, A. R. Hosseinabadi and A. Abraham: A solution for multi-objective commodity vehicle routing problem by NSGA-II; Proceedings of 14th IEEE International Conference on Hybrid Intelligent Systems (HIS), pp. 12-17 (2014)

タイトルに関連する用語 (10件)： IoT ,  ICT ,  活用 ,  養殖漁業 ,  高度化 ,  ロボット ,  養殖場 ,  観測 ,  航行 ,  経路探索