抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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チョウ類の移動の中で最も古くから研究されている例は,北米に生息するオオカバマダラであろう。このチョウはカナダからメキシコに及ぶ3,800kmもの移動をおこなうことが知られている。日本でも多くのチョウ種が移動をおこなっている。移動の様式については,北と南を往復するものや,南からやってきて一時的に発生するものなどさまざまである。アサギマダラは日本列島周辺を2,000km以上にわたって季節移動することがわかってきた。また,クロマダラソテツシジミは,最近八重山諸島に定着し,毎年本州まで移動によって分布を拡大すると考えられている。本稿の後半では特にこれら2種の移動や生態について詳しく紹介する。(著者抄録)