文献

J-GLOBAL ID：202202282147287245   整理番号：22A0366468

亜熱帯気候を活用した温暖化環境下での安定生産を目指した作物の遺伝育種研究

Genetics and breeding research for stable crop production under the warming environment utilizing a subtropical climate

著者 (1件)： 最相大輔 (岡山大 資源植物科研 大麦・野生植物資源研究セ)
資料名： アグリバイオ  (Agricultural Biotechnology)
巻： 6  号： 2  ページ： 153-155  発行年： 2022年02月20日 
JST資料番号： F1907A  ISSN： 2432-5511  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・作物の収量性は複数の遺伝子が関わる複雑な形質であるが,地球温暖化による作物減産に対応した育種は必須。
・亜熱帯気候はオオムギの生育期間の平均気温よりも10°C前後高いが,これを今世紀末までに予想される温暖化環境と仮定し,高温応答の遺伝解析を実施。
・ビールオオムギ品種(はるな二条)が沖縄県の実験圃場では収量低下したが,バイオマスや花数の低下は認められず,既報のムギ類の高温応答とは不一致。
・オーキシンを介した花粉の発達不良が起きていることが報告されており,収量低下に係る遺伝子マッピングや花粉発達と稔実歩合との遺伝的関連を検討中。

シソーラス用語： 地球温暖化 ,  気候 ,  亜熱帯 ,  生産 ,  育種 ,  遺伝子導入 ,  *オオムギ ,  *作物育種 ,  *暑熱ストレス
準シソーラス用語： 亜熱帯気候 ,  安定生産 ,  *遺伝育種

分類 (3件)： 植物に対する影響  (EE04030Z) ,  作物の品種改良  (FC02030G) ,  麦  (FC03033M)

タイトルに関連する用語 (8件)： 亜熱帯気候 ,  活用 ,  温暖化 ,  環境 ,  安定生産 ,  作物 ,  遺伝育種 ,  研究