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J-GLOBAL ID：202302257876383680   整理番号：23A0543714

関東域における長期レーダ雨量データの傾向分析と河川計画への適用可能性

TREND ANALYSIS OF LONG-TERM RADAR RAIN GUAGES DATA AND ITS APPLICABILITY TO RIVER PLANNING IN KANTO AREA, JAPAN

著者 (3件)： 大橋史帆里 (中央大学大学院 理工学研究科都市人間環境学専攻) ,  吉見和紘 (富山県立大学 工学部環境・社会基盤工学科) ,  手計太一 (中央大学 理工学部 都市環境学科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 78  号： 2  ページ： I_367-I_372(J-STAGE)  発行年： 2022年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では関東域の2006~2020年の15年間の夏期を対象として,全国合成レーダGPV(以下,GPV)とAMeDAS地上雨量計(以下,AMeDAS)の雨量データを用い,時空間分布を流域ごとに分析した.GPVとAMeDASの傾向分析の結果,日雨量については階級ごとに傾向が異なっていた.一方,時間雨量,10分雨量については階級毎の相違は認められなかった.AMeDASによる地点雨量の結果をティーセン支配面積に代表することは,困難であることが示された.さらにGPVとAMeDASによる各年の夏期最大流域平均雨量データを比較することで,レーダ雨量計の河川計画への適用性を検討した.その結果,GPVとAMeDASの分布は概ね同様の特徴であることが明らかとなり,レーダ雨量計を河川計画に適用することが可能であると評価できた.(著者抄録)

シソーラス用語： 関東地方 ,  *気象レーダ ,  *降雨量 ,  測定データ ,  *河川 ,  雨量計
準シソーラス用語： アメダスデータ ,  レーダ雨量計 ,  *河川計画

著者キーワード (4件)： Synthetic Radar GPV ,  AMeDAS ,  Mann-Kendall trend test ,  River design planning

分類 (2件)： 気象学一般  (DC05010D) ,  河川調査・計画  (RC12020M)

引用文献 (9件)：

• 1) 和田一範,村瀬勝彦,冨澤洋介:地球温暖化に伴う降雨特性の変化と洪水・渇水リスクの評価に関する研究,土木学会論文集,Vol. 2005,No. 796/II-72,pp. 23-37,2005.
• 2) 竹下伸一,三野徹:京都盆地における日降水特性の経年変化,水文・水資源学会誌,Vol. 18,No. 2,pp. 106-115,2005.
• 3) 米勢嘉智,河村明,天口英雄,戸野塚章宏:雨域移動に注目した都市流域におけるXバンドMPレーダ雨量の時空間相関特性,Vol. 73,No. 4,pp. 217-222,2017.
• 4) 中北英一,高尾充政,新保友啓,山口弘誠,中川勝広:Kaバンドレーダとフェーズドアレイレーダを用いたゲリラ豪雨発達初期の積乱雲詳細解析,水工学論文集,Vol. 75,No. 2,pp. 1171-1176,2019.
• 5) Anagnostou, M. N., Kalogiros, J., Anagnostou, E. N., Tarolli, M., Papadopoulos, A., Borga, M. : Performance evaluation of high-resolution rainfall estimation by X-band dualpolarization radar for flash flood applications in mountainous basins, Journal of Hydrology, Vol. 394, pp. 4-16, 2010.

タイトルに関連する用語 (4件)： 長期 ,  レーダ ,  雨量 ,  適用可能性