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J-GLOBAL ID：200902200083355132   整理番号：08A1162262

アミロイド前駆体蛋白質の輸送とプロセシングと機能

Amyloid Precursor Protein Trafficking, Processing, and Function

著者 (2件)： THINAKARAN Gopal (Univ. Chicago, Illinois) ,  KOO Edward H. (Univ. California, California)
資料名： Journal of Biological Chemistry  (Journal of Biological Chemistry)
巻： 283  号： 44  ページ： 29615-29619  発行年： 2008年10月31日 
JST資料番号： E0038A  ISSN： 0021-9258  CODEN： JBCHA3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アミロイドβ(Aβ)前駆体蛋白質APPの生理的機能を概説した。APPの分解には,Golgi体からエンドソームでのβセクレターゼとγセクレターゼによるAβ生成分解と,細胞表面でのαセクレターゼでのAβ非生成分解があり,細胞表面での切断で細胞外ドメインAPPsが放出される。APPs中央RERMS配列は神経栄養活性を有し,APPsC末のRHDS配列は細胞接着を促進する。細胞外ドメインに細胞外マトリックスのF-スポンジンが結合してAPPの切断を調節する。一方,APPの細胞質ドメインはインターナリゼーションシグナルYENPTY配列を有し,Fe65,Mint1(X11α),Dab1,JIPなどのアダプター蛋白質を結合し機能調節される。APPのγ切断で生ずる細胞質側断片AICDは核移行して遺伝子発現を調節し,Fe65で安定化される。Mint1はAPPの小胞輸送を調節する。このように各種機能が示唆されるAPPであるが,ノックアウトマウスの異常は軽度であり,類似体APLP1やAPLP2のノックアウトとの組合せで表現型の変化が顕在化し胎生致死になるので,これらの分子の機能は重複し発生に重要である。

シソーラス用語： Alzheimer病 ,  *アミロイドβタンパク質 ,  *細胞内輸送 ,  *タンパク質分解 ,  膜貫通タンパク質 ,  ヒト ,  インターナリゼーション ,  プロテイナーゼ ,  アスパラギン酸プロテイナーゼ ,  ニューロン ,  Golgi体 ,  エンドソーム ,  細胞膜 ,  タンパク質 ,  アダプタータンパク質 ,  神経栄養因子 ,  細胞接着 ,  アミノ酸配列 ,  *糖タンパク質 ,  ノックアウトマウス ,  αセクレターゼ ,  β-セクレターゼ ,  γセクレターゼ ,  F-スポンジン ,  *APP ,  Dab1蛋白質 ,  APPL1蛋白質 ,  *アミロイド ,  *動物タンパク質 ,  膜 ,  生体膜 ,  細胞内膜系 ,  小胞 ,  因子 ,  生理活性因子 ,  細胞結合 ,  結合 ,  実験動物 ,  マウス
準シソーラス用語： *アミロイド前駆体蛋白質 ,  AICD【蛋白質】 ,  Mint1 ,  APLP1 ,  APLP2 ,  Fe65 ,  Dab1 ,  JIP蛋白質 ,  APPL1 ,  APPL2

分類 (2件)： 神経の基礎医学  (GN01020W) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (5件)： アミロイド ,  前駆体 ,  蛋白質 ,  輸送 ,  プロセシング