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J-GLOBAL ID:200902200144515790   整理番号:08A0819538

Saccharomyces cerevisiaeにおける短鎖アシル残基を持つ細胞外ホスファチジルコリンの取込みと再構築

Incorporation and remodeling of extracellular phosphatidylcholine with short acyl residues in Saccharomyces cerevisiae
著者 (10件):
資料名:
巻: 1781  号:ページ: 391-399  発行年: 2008年08月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ホスファチジルエタノールアミンのメチル化活性を欠くためにコリンに対して栄養要求性であるSaccharomyces cerevisiaeのpem1/cho2 pem2/cho3二重突然変異体は,0.1mMジオクタノイルホスファチジルコリン(diC8PC)の存在下で増殖した。エレクトロスプレイイオン化タンデム質量分析(ESI-MS/MS)によるメチル-13C標識diC8PC((メチル-13C)3-diC8PC)の代謝分析により,この標識diC8PCがC16あるいはC18アシル鎖を含む(メチル-13C)3-PCに急速に変換されることを明らかにした。恐らくアシル鎖再構築の中間体分子種である(メチル-13C)3-8:0-リゾ-PC,(メチル-13C)3-8:0-16:0-PC及び(メチル-13C)3-8:0-16:1-PCは瞬間標識の5分後すぐに出現し,その後の追跡期間に減少した。これらの結果から,diC8PCがpem1 pem2二重突然変異体により取込まれ,diC8PCのアシル鎖が酵母の長鎖脂肪酸に変換されることを示した。(メチル-13C)3-8:0-リゾ-PCの一時的出現から,再構築反応が,各々ホスホリパーゼ活性及びアシルトランスフェラーゼ活性による脱アシル及び再アシル化からなることを示唆した。MS/MS及びMS3による(メチル-13C)3-8:0-16:0-PC及び(メチル-13C)3-8:0-16:1-PCの構造の詳細分析により,殆どの(メチル-13C)3-8:0-16:0-PCがsn-1位にC16:アシル鎖を持ち,一方,(メチル-13C)3-8:0-16:1-PCはsn-1かsn-2位のどちらかに類似した頻度でC16:1アシル基を持つことを強く示唆し,初期のC16:0アシル鎖置換がsn-1位を優先するが,しかしながら,C16:1アシル鎖置換はsn-1及びsn-2位の両方で同時に開始することを暗示した。この研究は,酵母におけるりん脂質のアシル鎖再構築に極めて重要な洞察を提供した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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代謝と栄養 
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