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J-GLOBAL ID：200902200182755010   整理番号：08A0824336

道産材を用いた木質I形梁の力学特性(第2報) 曲げクリープ特性

Mechanical Properties of Wooden I-beams with Plantation Timber Materials in Hokkaido II. Long term bending creep property

著者 (4件)： 大橋義徳 (北海道立林産試験場) ,  松本和茂 (北海道立林産試験場) ,  佐藤司 (北海道立林産試験場) ,  平井卓郎 (北海道大学大学院農学研究院)
資料名： 木材学会誌  (Journal of the Japan Wood Research Society)
巻： 54  号： 4  ページ： 174-182 (J-STAGE)  発行年： 2008年 
JST資料番号： F0852A  ISSN： 0021-4795  CODEN： MKZGA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： トドマツ製材とカラマツ合板を用いた道産I形梁の曲げクリープ特性を把握するために,調湿条件が異なる試験体の曲げクリープ試験を行った。試験体4体のうち各2体を20°C65%RHと20°C85%RHの2条件で調湿した。クリープ試験は温湿度が制御されない試験棟内で6年間行った。85%で調湿した試験体では,載荷直後の脱湿によりスパン中央のたわみが著しく増加した。その後もすべての試験体の変形は含水率変動に呼応し,低湿度の冬季で増加,高湿度の夏季で減少する傾向を周期的に繰り返した。85%で調湿した試験体では65%で調湿した試験体よりもたわみと含水率の変動幅が大きく,試験前の調湿条件が長時間経過後もたわみと含水率の挙動に影響を及ぼした。50年後の相対クリープは65%で調湿した試験体では約1.7倍,85%で調湿した試験体では約2.4倍まで増加すると予測された。よって,道産I形梁のクリープを抑えるためには,工場出荷から施工までの間に余分な水分を吸着させないように養生や保管に留意すべきである。(著者抄録)

シソーラス用語： *I形梁 ,  *木質材料 ,  曲げ荷重 ,  *クリープ ,  模型試験 ,  載荷試験 ,  木材 ,  北海道 ,  含水量 ,  産地 ,  *機械的性質

分類 (2件)： 木構造  (RA04020P) ,  改良木材  (FF05033J)

引用文献 (35件)：

• 大橋義徳. 林産試験場報. 2004, 18, 4, 1-8
• 大橋義徳. 特許第3997360号. 2007
• 大橋義徳. 林産試験場報. 2005, 19, 2, 1-8
• 大橋義徳. 林産試験場報. 2006, 20, 1, 1-9
• 大橋義徳. 木材学会誌. 2008, 54, 1, 24-32

タイトルに関連する用語 (5件)： 木質 ,  I形梁 ,  力学特性 ,  曲げ ,  クリープ特性