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J-GLOBAL ID:200902200318259004   整理番号:09A1087835

人をまもる電波センシング技術 山岳遭難者の位置探索システム

著者 (2件):
資料名:
巻: 48  号: 10  ページ: 761-766  発行年: 2009年10月10日 
JST資料番号: F0131A  ISSN: 0453-4662  CODEN: KESEA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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携帯電話やアマチュア無線のネットワークなど既存の通信インフラが利用できない山岳環境において,遭難者を迅速に発見し,捜査救援隊の活動を支援する山岳遭難者の位置探索システムについて,これまでに開発された装置を概観し,それらの特徴と問題点を明らかにした。現在,開発が検討されている位置探査システムについて紹介した。微弱電波ビーコンとして,トランスポンダ方式の電波標識であるRECCO,登山者が遭難した場合に救助信号を発信する機能と救助信号の受信機能を併せ持つ雪崩ビーコン,山岳遭難者探査システムであるヤマタンなどについて紹介した。微弱電波ビーコンの到達距離は,平地で130m程度,山岳中では,50m程度以下になっている。ヘリコプターの飛行高度が300m程度以上に上げれば測定誤差の少ない探索が可能であるため,ビーコンの通達距離が300m以上あることが必要である。広範囲を捜索するためには600m以上の通達距離が望まれる。雪崩ビーコンとGPS位置情報を送信する機能を併せ持つハイブリッド型のビーコン二より,通達距離を数百m以上に伸ばした。衛星を利用したPLB(パーソナル・ロケータ・ビーコン)は広域を移動する場合の捜査に有望であることを示した。
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分類 (2件):
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リモートセンシング一般  ,  移動通信 
引用文献 (21件):
  • 警察庁生活安全局地域課. 平成19年度中における山岳遭難の概況. http://www.npa.go.jp/safetylife/chiiki28/h19_sangaku-sounan.pdf
  • Recco. http://www.recco.com
  • 北海道雪崩事故防止研究会編. 最新雪崩学入門. 1996
  • ヤマタン. 富山県警察本部資料
  • 田島伸一. 山岳遭難者システム. 昭和62年度電気関係学会北陸支部連合大会, 富山, 10. 1987
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